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19.12.24

料理教室探訪~「手作りキッチン工房 Bonheur」小松友子先生~

 

小松友子先生のレッスンに昨年に引き続き伺いました。

パンとデリ両方教わることができる小松先生のレッスンの中でも、クリスマスの時期は毎年シュトーレンと決まっていて、とても人気なのだそうです。

 

▼昨年の記事はこちら

料理教室探訪~「手作りキッチン工房 Bonheur」小松友子先生~

今年のメニューはシュトーレンも含めて5品。

・生ハムとアボカドの黒胡椒パスタ

・比内地鶏のポットパイ

・アーモンドシュトーレン

・彩り野菜のプレッセ

・クリスマスカラーの濃厚ショコラムース

 

比内地鶏のガラスープを使ったプレッセなど、たのしみなメニューが盛りだくさんです。

 

▼小松友子先生の教室はこちら

https://cookingschool.jp/school/bonheurpan

 

まずはシュトーレンの生地作りから

毎年違うタイプのシュトーレンのレッスンを考えていらっしゃる小松先生。今年は「アーモンドシュトーレン」です。

アーモンドプードルが多めの香ばしい生地に、半割りにしたアーモンドがたっぷり入ります。

粉類にスパイスを加え、ふやかしたイースト、卵、牛乳を加えて混ぜ、バターも混ぜ込んだら、アーモンドと自家製オレンジピール入りラム漬けフルーツを加えて丸め、発酵させます。

発酵を待つ間に料理にとりかかります

比内地鶏のもも肉を使い、ポットパイのクリームスープを作ります。

比内地鶏のガラからとったスープも加え、鶏のうまみたっぷりのスープにするそうです。

昨年現地視察に行かれた小松先生。

比内地鶏の資料を見せながら、通常の鶏肉や他の地鶏と比べても比内地鶏のうまみ成分が多いことを生徒さんに説明。

グラフを見ると一目瞭然です。

切った比内地鶏、玉ねぎとしめじをバターで炒めたら、さらにバターを加えて小麦粉を炒め、そこへ比内地鶏のガラスープと牛乳を加えて、塩胡椒で味を調えます。

味見だけでもすごくおいしい!このまま食べたい!と、ガラスープの澄んだ味わいに沸き立つみなさん。

スープはまとめて作って冷凍しておくといいですよ。と先生。

去年比内地鶏レッスンを受けたという方は、すでに実践されているとのことでした。すばらしい!

ポットパイの生地はなんと先生の手作りです。

市販の冷凍パイ生地ではおいしいものが少ないので、せっかくの比内地鶏のために手作りしているという小松先生。

失敗をしないためのポイントを、特に丁寧に説明されていました。

 

続いてチョコレートと生クリームだけで冷やし固めるムースをつくり、

「彩り野菜のプレッセ」にとりかかります。

プレッセとは押し固める料理のことで、さっと茹でた野菜と生ハムを型に入れ、比内地鶏のガラスープをゼリー液にして、重しをして冷やし固めます。

 

ここでシュトーレンの発酵が終わったので、成形。

二次発酵をしたら、20分焼きます。

焼けたら熱いうちに溶かしバターを塗って染み込ませ、グラニュー糖をまぶします。

こうすることで、粉糖が溶けてしまうのを防ぐのだそうです。

最後の仕上げは試食の後。それまで冷ましておきます。

 

パイを焼きながら、料理の仕上げ。

パスタはアボカドを潰してチーズなどを加えてソースにし、茹でた麺と絡めて生ハムと、先生がイベントで出合った「生黒胡椒」をトッピング。

チョコムースはクリスマスカラーのピスタチオとフリーズドライいちごをトッピング。

プレッセはパプリカソースと粒マスタードのドレッシングをかけて。

ポットパイが焼きあがったら、試食です

まずは焼きたてでいい香りのポットパイからいただきます!

「鶏肉の弾力がすごいです」

「噛むほどうまみがでてくる!」

「サクサクのパイ生地とクリームスープがあう!」

口々においしいコメントをいただきました。

比内地鶏スープも使っているので、鶏のうまみたっぷりですが、しつこさや臭みはありません。

鶏のプレッセも綺麗に仕上がり、「高級店みたい!」と嬉しげなみなさん。

野菜のもつ甘みや味わいが比内地鶏のゼリーでより一層引き立ちます。

デザートのショコラムースとともに、先生が5日前に作ったシュトーレンもいただきました。

焼きたてだとカリッとしているというアーモンドがしっとりと生地になじんでいました。

試食が終わったら、もうひとがんばり

シュトーレンに仕上げの粉糖をまぶし、ラッピングをしたら完成。

帰ったらすぐ食べちゃうからラッピングするのもったいないなー、などと言いながら

みなさん楽しそうに、思い思いの飾り付けをされていました。

 

クリスマスが楽しみになる小松先生のレッスンでした。