にかほ市下荒屋 人口:234 人 世帯数:91 世帯
地域のあらましと歴史
下荒屋(しもあらや)地域は、にかほ市の象潟漁港の東に位置します。車で数分の場所には、にかほ市役所象潟庁舎やJR象潟駅などの公共機関があり、道の駅象潟ねむの丘や大澗海水浴場などの観光スポットからのアクセスも良好。日本海に面した風光明媚な地域です。
毎年8月12日と15日に行う「盆小屋行事」は、下荒屋地域の近隣の5つの町内会で行う迎え盆・送り盆行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。地域内には古くからの神社が多く残されており、古四王神社と戸隠神社には、江戸時代に航海の安全を祈願した「船絵馬」が数多く奉納されています。
平成16年(2004年)に台風15号が秋田県沖を通過した際、下荒屋地域は大きな被害を受けましたが、下荒屋町内会で迅速な災害復旧の対応を行い、当時の象潟町から感謝状が贈られています。この災害の経験をふまえ、毎年3月に防災訓練を行い、訓練の後は地域住民にワカメ収穫を体験してもらいながら、老若男女が楽しめる交流の場を創り出しています。
※人口・世帯数は令和6(2024)年4月1日現在のにかほ市のデータです。
アクセス
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