毎年3月中旬、下荒屋地域で住民を対象にワカメの収穫体験を行っています。海に接した地域ならではの体験を子供たちに経験してもらいたいと始めたイベントで、元は下荒屋町内会の子供育成部が始めた行事でした。現在は青年部OB会が引き継ぎ、10年以上続く地域の風物詩となっています。ワカメは地元の漁師が11月頃に種つけを行い、あとは何もしなくても海の中で自然に育つそうです。
ワカメの収穫は下荒屋町内会館からすぐ側の横ノ澗漁港で行います。100mのロープを海から引き上げると成長したワカメがびっしり。子供から大人、高齢者まで鎌でワカメを収穫する手さばきは見事なもので、およそ15分で刈り取りは終了します。この日の夜は下荒屋地域の家々の食卓には、酢の物、味噌汁、炒め物などワカメ料理のフルコースが並ぶそうです。
ワカメの食べ方でオススメなのが、シンプルなワカメのお刺身です。湯がいたワカメにショウガをのせ、お醤油・ポン酢などお好みでつけて食べます。採れたてのワカメは柔らかく、食べられない部分はありません。収穫体験後の懇親会の場では、ワカメのしゃぶしゃぶを食べながらお酒を飲むのが恒例行事。ワカメの収穫が終わると、本格的に下荒屋地域に春がやってきます。
【産地直送ブログ】
→下荒屋地域でワカメの収穫が行われました。(2020年4月掲載)
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