三種町上岩川 人口:327 人 世帯数:191 世帯




地域のあらましと歴史
三種町の上岩川(かみいわかわ)地域は旧琴丘町に含まれ、15の集落で構成されています。
同地域は、標高300メートル前後の北部出羽丘陵を切り開いて流れる三種川沿いに発達した農村地域です。
上岩川地域は、緑濃い里山と三種川沿いに広がる水田が織りなす小天地といった風情がありますが、国道7号線や日本海沿岸自動車道とつながるバイパスの整備も進み、アクセスも便利です。
地域のシンボルである房住山(ぼうじゅうざん)は修験者の山としても知られ、1000年以上前の上岩川地域を舞台にした伝説「房住山物語」も生まれました。今も、登山道に沿って点在する「三十三観音」やブナをはじめとする豊かな植生は、多くの登山客を魅了してています。
三種川流域は豊かな森林資源にも恵まれ、かつては秋田スギを中心とした木材の生産や落葉樹資源を利用した木炭の出荷が地域経済に大きなウエイトを占めていましたが、外材の輸入やエネルギー革命などで林業が衰退。上岩川地域は大きな経済の柱を失い、過疎化が進むことになりました。
2009年には上岩川小学校が閉校。これを契機に、地域の存続に危機感を持っていた住民有志は、地域の15集落を巻き込んだ村おこし活動を進めようと、平成21年度の秋田県農山村活力向上モデル事業に応募。モデル地域指定を受けて組織された「房住里の会」は、「地域住民と外部の協力者による新しい上岩川の魅力づくり」をモットーに、地域産業振興(岩川地鶏や郷土料理「ニワダマ鍋(岩川地鶏を使用しただまこ鍋)」の販売)、暮らしの安全安心サポート、伝統行事(ねぶ流し等)の継承などに取り組んできました。
コロナ禍前までは、地域中心部の空き店舗を改修した「上岩川ふるさと交流館」において、喫茶店やギャラリー、特産品販売などのほか、地域で採れた野菜や山菜を販売する朝市も開かれるなど、住民の交流の場として賑わっていました。
平成23年度には、上岩川地域おこし協議会「房住里の会」として、農林水産省東北農政局の「豊かなむらづくり全国表彰事業(東北ブロック)」東北農政局長賞を受賞しています。
※人口・世帯数は令和8(2026)年4月1日現在の三種町のデータです。
アクセス
関連記事
登録はありません