画像:あんびん餅

 あんびん餅は、三種町の上岩川地域でつくられている紅白の大福餅です。蒸した米粉を水と砂糖と合わせて練り、中に甘さを控えたあんこを入れています。

 昔からお祝い事や、おやつで食べられていました。砂糖が高価だった時代には、餅は薄く、小豆は塩で味付けしたものを使っていたそうです。赤ちゃんのほっぺたのようにやわらかいお餅です。現在でも家庭料理として、また行事の振る舞いとして地域の生活にたいへん馴染み深いお菓子です。 

平成22(2010)年4月掲載

こちらの記事もおすすめです

かまぶく

 「かまぶく」はかまぼこのような形をした米粉で作るお菓子です。正式名称は「かまぼこ」ですが、訛りから三種町の上岩川地域では「かまぶく」と呼ばれています。昔からお祭りやお祝い事にはかかせないお菓子です。  砂糖で...

米菓子・餅

上岩川ふるさと交流館

 上岩川ふるさと交流館は、三種町の上岩川地域の活性化の拠点として、平成21(2009)年6月に空き店舗を改修してオープンしました。かつて林業が盛んだったころは、「板倉商店」というよろず屋でした。交流館のある落合地区には...

地域活動

世代間交流

上岩川の歴史

 三種町の上岩川(かみいわかわ)地域は、三種川に沿って発達した、15の集落によって構成されています。  三種川の名は、「水甘くして毒なし、是長寿の種なり。山業・農稼滞りなし、是福禄の種なり。辺村昼夜交り遊び、楽の...

歴史

地域の歴史