今回はハロウィーンの「ジャック・オ・ランタン」でもおなじみ、「カボチャ」がテーマのお話です。
昔々、田舎のおうちに小さなおばあさんが住んでいました。ある日、孫娘から結婚式の知らせが届いて大喜び。早速、孫娘の家へ向かいます。
道を少し行くと、「おまえをくってやる!」とほえる怖いオオカミに出くわしました。おばあさんは、孫娘の結婚式に行った帰りにはもっと太って戻るので、食べないでほしいとお願いします。オオカミも骨ばかり食べるのは嫌なので、帰りを待つことにして見送りました。しばらく行くと、今度は怖いクマに遭遇。あと少しというところで怖いライオンも現れました。皆さんはもうお気付きですよね。クマもライオンも、おばあさんが食べ頃になるのを待って、一度見送ることにしたのです。
やっとの思いで孫娘の家にたどり着いたおばあさん。無事、結婚式へ参加できましたが、帰る時には、あの3匹が待っていることを思い出して怖くなりました。すると、孫娘がとっておきの秘策を用意してくれるのですが、一体どんな方法でしょう? 表紙に描かれたカボチャがヒントです。
| 対象年齢 | 5歳ぐらいから |
|---|---|
| 作者名等 | エバ・メフト・文/アンドレ・レトリア・絵/宇野 和美・訳 |
| 出版社 | 小学館 |