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  「ねこが にゃんにゃん」から始まり、18種類の動物が登場します。白黒の絵と、赤ちゃんが好きな繰り返し言葉が続きます。赤ちゃんは黒と白などのコントラストの強い色や、人の顔に興味をもつそうです。赤ちゃんが本をじっと見つめたり、指をさしたりして興味を示す姿を見ていると、大人も心豊かな時間を積み重ねることが出来るでしょう。
  実はこの絵本、赤ちゃんが大好きなでこぼこの仕掛けがたくさん付いています。表紙の犬が立体的に印刷されているだけでなく、各ページには丸い穴が空いています。赤ちゃんにとっては、指を差し込むのにちょうどいいサイズです。穴をのぞくと、楽しい発見が隠れていますよ。
  絵本のページは厚めで角がなく、赤ちゃんが引っ張っても大丈夫。いつでも仲良く遊べる最初の友達になれそうです。
三浦 恵里子(寺内保育所)
▶お父さん・お母さんへの内緒話
  赤ちゃんを卒業した3歳頃、この絵本に“再会”させてみてください。子どもが本を読んでいる時、大人はそっと見守ります。くれぐれも口を出してはいけません。子どもは、大人の想像を超える発想や読み方をすることがあります。「うちの子って天才!」と感じる瞬間を体験できるかもしれませんよ。
| 対象年齢 | 赤ちゃんから(0歳~ ) | 
|---|---|
| 作者名等 | グザビエ・ドゥヌ | 
| 出版社 | 小学館 |