しりとりあそびえほん

 しりとり遊びは子どもと一緒に過ごす中で、とっても便利なツールです。買い物の順番待ちのちょっとした時間や出掛けた時の乗り物の中で、子どもが「お母さん、まだ?」と言ったらチャンス!早速お題を出してしりとりスタートです。最初はしりとりの「り」から始めましょうか。
 この絵本は、エンドレスのしりとりや、「おおきくなる」「はる」「あか」などテーマ別に完結するしりとりを見開き1ページで楽しめます。荒井良二さんのほっこりする不思議でステキな絵は、子どもだけではなく大人も心をくすぐられます。表紙や中表紙、見返しまでじっくり見て、しりとりを探したくなる魅力にあふれています。お話の最後は、これまでテーマごとに分かれて登場していた動植物などが勢ぞろいします。これもまた、全部いるのかどうか探してみてください。
  個人差がありますが、言葉に興味を持ち出始める3歳のころから、簡単なしりとり遊びが楽しめます。子どもはどんどん言葉を吸収していくので、中には大人が驚くような言葉が飛び出てくるかもしれません。絵本を読んで、しりとり遊びを続けちゃいましょう。

三浦恵理子(秋田市寺内保育所)

2017マザーズタッチ文庫へ進む

対象年齢 3歳ぐらいから
作者名等 石津 ちひろ/文 荒井 良二/絵
出版社 のら書店