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18.02.21

【野菜ソムリエが作る!】野菜たっぷりの比内地鶏料理 ~Kayo’s Vegetable Laboratory 安部加代子~

料理教室訪問、第5弾。

今回ご紹介するのは、野菜ソムリエによる料理&元パティシエによるお菓子の教室です。2人で共同主催するレッスンにお邪魔しました。

講師は、野菜ソムリエ協会認定料理教室「Kayo’s Vegetable Laboratory」を主宰する安部加代子(あべかよこ)先生と、元パティシエの高橋恵理子(たかはしえりこ)先生です。

安部先生からは比内地鶏を使ったたっぷり野菜がいただけるメニューを、高橋先生からはバレンタインにぴったりなお菓子を教えていただきました。

▼安部先生の料理教室はコチラ
Kayo’s Vegetable Laboratory(http://company.vege-fru.com/detail.php?No=84

2人の想いが重なる料理教室

野菜ソムリエプロの資格をもつ安部先生。
野菜の魅力をたっぷり伝える料理教室を主宰するほか、講演会やコラム執筆、レシピ提供など、幅広く活動されています。

野菜1つをとってもさまざまな調理法や食べ方の提案ができ、教室では1種類の野菜を前菜からデザートまで応用するレッスンが人気なのだそう。

お菓子を担当する高橋先生は、元パティシエの経歴をお持ちです。現在は、不定期でのお菓子作り教室のほか、オーダーメイドケーキや焼き菓子の販売など活動をされています。

今回のレッスンは、ママ友である安部先生からの「料理教室とお菓子教室のコラボをやってみたい」という誘いから、開催が決まったそう。

「野菜をたっぷり美味しく食べてほしい」
「安心安全な材料で美味しいお菓子を食べてほしい」

2人の家族を想う気持ちに共通点を感じ、開催の実現に納得です。

 

まずは、安部先生の料理教室からスタート!

比内地鶏で野菜をたっぷりいただきます。

今日のメニューは、この3品です。

・比内地鶏のよだれ鶏 ~たっぷりの野菜添え
・比内地鶏のオーブン焼き
・比内地鶏のスープ(←よだれ鶏で残ったダシから)

余すところなく、比内地鶏をいただきます!

まずは、よだれ鶏から作ります。

水から野菜を煮込み、野菜が柔らかくなったところで鶏肉を入れていきます。野菜は、白菜・大根・長ねぎをたっぷりと!

お肉はを切らずに1枚どんと入れ、弱火で火入れをします。

硬くならないよう、火が入りすぎないようにすることがポイントの一つです。

火を止め粗熱が取れたら、鶏肉を一口サイズに切り、鍋の野菜とともにお皿に盛りつけます。

豆板醤やにんにくなどを合わせたタレをかけ、アツアツに熱したごま油をジュッとかけて糸唐辛子を添えれば、よだれ鶏のできあがり。

残った茹で汁と野菜は、そのままスープとして美味しくいただけます。あっという間に2品完成です!

 

次は、オーブン焼きです。

材料の鶏肉や野菜は、事前にオリーブオイルでマリネしておきます。それをオーブントレイに並べたら、岩塩やハーブなどを入れてオーブンで焼き上げるだけ。

「オーブン料理は面倒なイメージがあるけれど、これなら私にもできそう」という生徒さんの声も。熱心にメモメモ。

人参、ゴボウ、スナップエンドウなど野菜がいっぱい!

 

プロ直伝!つやっと滑らかチョコレート

続いて、高橋先生のお菓子レッスンです。

今回はバレンタインが近い季節なので、チョコレートを使ってフィナンシェと生チョコを作ります。

元パティシエが教える!ということで、今回はテンパリングの方法もしっかり伝授していただきました!

部屋はカカオのよい香りで、思わず深呼吸…

つやっとなめらかなチョコレートとそれを手際よく作り出す先生の手元に、生徒さんも釘づけです。

こちらは生チョコ。
固まる前にドライフツールやナッツ類をのせたり、転写シートを使ってハートを描いたり。

思い思いの表現が描けるのは、手作りならではの楽しみですね。

試食の時間、いただきます!

メインのお料理は比内地鶏のダシを使って炊いたご飯と人参サラダをつけ合わせてワンプレートに。

人参は「こいくれない」という品種で甘みが強い!

野菜そのものの味わいが引き立たせる安部先生の味付けは、生徒の皆さんに毎回評判となのだそう。

さて、比内地鶏はいかがでしょうか?生徒さんに食べた感想を伺ってみましょう。

「お肉の弾力と、噛むと溢れる味わいがしっかりしていておいしい!」
「よだれ鶏もおいしいし、オーブン焼きはさらに旨味が増しているような気がする!」
「ビールと一緒に食べたいね(笑)」

と大変好評の様子です。

ちょうど料理が食べ終わる頃に、フィナンシェも焼きあがりました!

「焼き菓子は冷めても食べれるけれど、焼きたてもカリッとしていておいしいんです」と高橋先生。

 

焼きたてのフィナンシェと生チョコをみんなで味わいます。

「しっとりというよりサクッとしてる」「ドライフルーツの酸味がいい感じ」とこちらも大好評でした。

子どもの野菜嫌いは、素材そのものが嫌いなのではない。

元々料理を作るのが好きだったという安部先生。

5年前、それをさらに活かしたいと「野菜ソムリエ」の資格を取りました。

野菜ソムリエとして活動する中で、

「子どもの野菜嫌いは、調理方法・食感・見た目のいずれかが原因になっていることが多い」と気づいたと言います。

「例えば、生のトマトは嫌いだけどトマトソースなら食べれるという子もいます。食べ方(調理方法)を変えるだけで嫌いな野菜が食べれられるようになれば嬉しいですし、母親にとっても料理のレパートリーが広がります。そうしたことを料理教室などを通じて伝えていけたらなと思っています。」

野菜ソムリエとして多くの親子と関わる経験が、安部先生の大きな核であり「子供においしい野菜を食べさせたい!」と活動のエネルギー源の一つとなっているのかもしれません。

 

安部先生、高橋先生、ありがとうございました!