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18.02.05

ちょっとした工夫で「かんたん×時短」の家庭料理を ~槻谷寛子 Do Cook 銀座料理教室~

秋田県の比内地鶏ー、歯ごたえのある肉質と濃厚な出汁が特徴で、日本三大美味鶏の一つに選ばれています。

『比内地鶏を家庭でもおいしく食べたい』

そうした想いに応えるべく、比内地鶏応援隊に比内地鶏のメニューを取り入れたレッスンを行っていただきました。

 

編集部では、比内地鶏を使ったレッスンを行う教室を訪問取材していきます。

トップバッターを務めるのは銀座で料理教室を始めること10年、愛されキャラの「槻谷寛子 先生」です!

▼槻谷先生の料理教室はコチラ
槻谷寛子 Do Cook 銀座料理教室(https://www.tsukitani-do-cook.com/

※本日のレシピは、本記事の一番下に掲載してあります。

 

普段作る家庭料理だからこそ、【かんたん×時短】の工夫を

今回お邪魔させていただいたのは「家庭料理コース」のレッスン。

この日も8名もの受講生が来ており、人気レッスンの一つになっています。

メニューはかぶのスープ・春巻き・アップルタルト、そこに特別編として比内地鶏で出汁を取った「きりたんぽ鍋」が加わります。

 

本ページでも「比内地鶏八方蒸し」をレシピとして紹介してくださっていますが、きりたんぽを選んだ理由を聞いてみたところ、

『生徒さんからの要望が圧倒的に多かった』のだとか。

確かに、都内ではなかなか食べられませんもんね!笑

 

▼槻谷先生の「比内地鶏の八方蒸し」レシピはコチラから

比内地鶏八方蒸し

 

まずは焼き上がりに時間のかかるアップルタルトからです。

手間がかかる生地も、パイシートを利用することでわずか20分程で準備ができちゃいます。

材料をまぜて形を整え、リンゴをのせれば、あとはオーブンで45分間焼き上げるだけ!

タルトを焼いている間に、春巻きときりたんぽ鍋を作ります。

春巻きの餡はお肉・しいたけ・ピーマン・タケノコ。

お醤油などで味をつけておきます。

具材の熱が取れたら、皮に包んでいきます。

受講生もスマートフォンを使って、必死にメモ(動画)を取っていますね。

たったこれだけの油でも、キレイな狐色に焼きあがりました!

撮影している私も、見ているとお腹が減ってきますね・・・。

いざ!比内地鶏を家庭料理に

お待ちかねの「きりたんぽ鍋」に取りかかります!

出汁は、塩・しょうゆ・お酒・水を入れたお鍋に比内地鶏を入れて、4~5時間グツグツと煮込みます。

比内地鶏の旨味を出汁に溶け込ませていきます。

きりたんぽは斜めに切って1本ずつラップにくるみ、電子レンジで30~40秒ほど温めておきます。

こうすることで『鍋に入れてもきりたんぽが崩れず、ふっくらした味わいになる』と槻谷先生。

 

鍋の具材は、ねぎ・まいたけ・せりの3種類。

まいたけに含まれる酵素は、お肉をよりやわらかくする効果があるそうですよ。

 

具材を切り終わったら鍋に火をかけていきます。

比内地鶏と野菜、きりたんぽを入れて煮込みます。

それとほぼ同じタイミングで・・・、

アップルパイと春巻が出来上がりました・・・!

「わあー!おいしそう~!!」「早く食べたいね~」という声が聞こえてきます。

レッスンには「かぶのスープ」も入っているのですが、今回はきりたんぽ鍋があったためスタッフの方が作ってくださりました。

簡単に作れることができるため、今回はレシピを渡すのみとなります。

受講生は各家庭でLet’s チャレンジですね!

 

春巻きやスープを食卓に並べている間に・・・、

比内地鶏で出汁を取った「きりたんぽ鍋」も完成しました~!!

家庭料理が貴重な時代になった今だからこそ ~槻谷先生の想い~

出来上がった料理を頂いていきましょう!

「春巻き」はパリッとした食感で、「家庭でこのレベルの春巻きが食べれるの!?」とつぶやいた受講生も。

「アップルバイ」はさっぱりとした甘さで、20分で作ったとは思えないほどのサクッとしたパイ生地が印象的でした。

 

そして、今日の主役「きりたんぽ鍋」。

出汁だけでも十分おいしいのに、きりたんぽを一口かじるとその旨みがジュワーッと染み出てきます!

鶏肉はプリプリで、少し大きめに切ったお野菜は歯ごたえもバッチリです。

この日は秋田県の農林水産部の方もいらしてくださり、「うまいっ・・・!!」と現地の方のお墨付きも!

食事が一通り終えたころ、槻谷先生に本プロジェクトに参加した理由を伺ってみました。

 

『忙しさで料理ができない・しない人が増えましたが、未来ある子どもたちにちゃんとしたものを食べさせるために「簡単かつ短い時間で作れる工夫」が必要』

『「食」は生きていく源。女性が活躍する今だからこそ、引き算での調理方が重要』

『生産者側のアイディアを、調理法に盛りこめたらと考えてプロジェクトに参加しました』

 

現代が抱える「食の悩み」を、料理教室の先生ならではのアプローチで少しでも解決していこうとする志が大変素敵に感じました。

槻谷先生、ごちそうさまでした!!

本日のレシピ

(レシピ掲載予定)