イベント
19.03.01
料理教室探訪〜「Food Mate Kitchen」安齋 はなこ先生〜
ご家族の写真がたくさん飾られたダイニングには、春らしい食器がセットされています。
Food Mate Kitchen
安齋はなこ先生は、フードスタイリストとして広告撮影などの調理や盛り付け、コーディネートでも活躍されている、食のスペシャリスト。
ご自宅でのレッスンは始めてから14年ほどだそうです。
以前は和食を中心としたレッスンをされていたのですが、現在は、生徒さんのリクエストに応じてテーマを決めたレッスンや、食べ比べなどを含めたワークショップ形式のレッスンをされていらっしゃいます。
10年以上通っている方も多く、みなさんレッスンで顔をあわせることもよくあるということで、とても和やかな雰囲気です。
▼安齋はなこ先生 HP 「Food Mate Kitchen」
スペインバルがテーマのレッスン
安齋先生は、一昨年の比内地鶏現地視察に行かれている、比内地鶏応援隊の初期メンバー。
一年ほど前にも比内地鶏を使ったフォーをレッスンで紹介されたそうです。
今回ご参加の方々も、前回のレッスンを受けた方ばかりなので、比内地鶏のよさはすでにご存知のよう。
メニューはこちら
・比内地鶏のエスカベッシュ
・比内地鶏のスープ
・白身魚と春野菜のバスク風
・生ハムクロケッタ
・シャンピニオン2種のピンチョス
・塩チーズケーキ
濃厚な出汁がとれる比内地鶏のガラを使ったスープと、そのスープで煮た比内地鶏の胸肉を使ったスペイン風のおつまみメニューです。
比内地鶏の濃厚なスープ
レッスンは実習形式で、先生のデモンストレーションを交えながらみなさんで料理を作っていきます。
比内地鶏のガラを2時間ほど煮込んだスープ。ポイントはグラグラさせないこと。静かに煮ることで、澄んだスープになるそうです。
比内地鶏は臭みがないので、ネギなどの臭み取りの野菜も入れずに、比内地鶏だけで煮込んでいるそうです!
アクを引くのに、通常はペーパーで濾せばよいところを、比内地鶏の場合は濃厚でペーパーの目が詰まってしまうので、ザルでざっと濾してからできる限りすくい取ります。
ガラと一緒に煮ていた胸肉は、食べやすく切って、野菜とビネガーや砂糖などを混ぜたマリネ液と和えます。
そのほかのメニューも手分けして、仕上げていきます。
「クロケッタ」とはスペインバルで定番のコロッケのこと。ジャガイモは使わず、しっかりめにまとめたクリームコロッケです。
「白身魚と春野菜のバスク風」は、アサリもたっぷり。ソテーした鱈を加えて軽く煮ます。
比内地鶏のスープは、春らしい桜のかたちのパスタと、玉ねぎが加わり、味付けは塩胡椒のみ。
クロケッタもきれいに揚がって、盛り付けたら、試食です。
試食は白ワインのスペイン風カクテルとともに
今回のレッスンでは、みなさんノンアルコール希望とのことで、脱アルコールの白ワインを使ったカクテルでした。
春らしいスペインバルメニューが揃いました。
それではいただきます!
スープは比内地鶏のうまみとおいしい脂に、玉ねぎの甘みも加わり、やさしいけれど濃厚、濃厚だけれどしつこくない、比内地鶏ならではの味わい。
比内地鶏のエスカベッシュは、ゆっくりと火入れした胸肉が、とてもしっとり仕上がっていて、さわやかな味付けながら、しっかりと肉の味が感じられ、やっぱり比内地鶏は普段の鶏肉とは違うのだと改めて感じました。
デザートの塩チーズケーキは、仕上げにおろしたパルミジャーノチーズと山葡萄ソルトをトッピング。
デザートをいただきながら、今日のレッスンのポイントについて先生からの説明があります。
作った工程を振り返りながら、スペインバルメニューの特色や他に合う食材などのお話、比内地鶏についてなどみなさんメモをとりつつ聞かれていました。
レッスンメニューを普段のごはんに取り入れるためだけでなく、レッスンの時間もたのしみで通っていらっしゃるのでしょうね。
和やかな笑顔あふれるレッスンでした。
安齋先生、ご参加の皆さんありがとうございました。
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