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イベント

19.02.06

料理教室探訪〜「あベーカリーCafe-Style」安部亜由美先生〜

チャイムを鳴らすと、どうぞー!と元気よく小さな男の子がお迎えしてくれました。

パン教室「あベーカリーCafe-Style」を主宰する安部先生は、一番上の中学生から3歳まで、5人の男の子のお母さんでもあります。

お迎えしてくれたのは一番下の男の子。

スリッパを出してくれたり、椅子を出してくれたり、慣れた様子でお手伝いしています。

あベーカリーCafe-Style

安部先生は、妊娠前にパン教室講師資格をとるために勉強され、生まれる直前に試験を受け、生まれてすぐにご自宅での教室を始められたそうです。

お子さんを産むたびに産休と引っ越しをされ、ときどきお休みした期間もあるそうなのですが、ずっと続けてこられたお教室は15年になります。

 

お教室の名前の「あベーカリー」はご主人が考えたのだそうです。ご家族みんながお教室をすることに協力的なんですね。

 

▼安部亜由美先生の教室 「あベーカリーCafe-Style」

https://ameblo.jp/ayunn1227/

 

 

比内地鶏のココナッツミルクカレー

昨年秋田へ比内地鶏の現地視察にも行かれた安部先生の、比内地鶏を使ったカレーがメインのレッスン。

ひとりめのお子さんが生まれる前からのお友達という方も参加されていました。

作るメニューは4品

・比内地鶏のココナッツミルクカレー

・ターメリックライス

・カンパーニュ

・岩塩と黒こしょうのフォカッチャ

今回は料理が中心のレッスンですが、2種類のパンのレシピも学べます。

まずはパンの成形を先生がデモンストレーションで行います。

カンパーニュは粉を振ったかごに生地を置き、しっかり閉じて発酵させます。

フォカッチャは発酵させた生地を三つ折りにしたら、指で穴をあけ、オリーブオイルをかけて岩塩と黒こしょうを振ります。

通常パンをつくるときは成形したあと発酵時間がかかるのですが、これはすぐに焼いていいレシピ。オーブントースターで焼いていきます。

 

つづいて比内地鶏のココナッツミルクカレーの調理にとりかかります。

切り物はみなさんで分担して。

比内地鶏だと肉の色が違うね、などの声が聞こえてきます。

切り物を終えたら、加熱調理へ。

ルウは使わず、カレー粉でつくるのですが、普段ルウを使うことがほとんどという生徒さんもいらして、どんな仕上がりになるか興味津々のようです。

にんにくや生姜、比内地鶏、玉ねぎを炒めたらカレー粉を加えてココナッツミルクで煮込んでいきます。

先生があらかじめ用意くださった金柑の甘煮、サラダ、キャロットラペやフルーツなどを盛り付けたあと、さきほど発酵させていたカンパーニュにクープ(切り目)を入れて焼きはじめます。

カレーは煮えたら、茹でたほうれん草を加えて出来上がり!カレーソースポットに盛り付けます。

パンもおいしそうに焼き上がりました!いよいよ試食です。

炊きたてターメリックライスも盛り付けて、カットしたパン、お花を飾ったら、先生の息子さんも一緒に試食です。

ココナッツミルクがまろやかなカレー。比内地鶏のうまみのおかげで、シンプルな材料でも深みがあります。また、比内地鶏の弾力が食感のアクセントになって食べ応えもばっちり。

辛さもマイルドで、家族みんなでたのしめそうなメニューです。

パンは焼きたてならではのぱりっとした外側の生地と、いい香りが格別です。

試食をしながら、比内地鶏について、現地視察にも行かれた安部先生からみなさんに説明があります。

比内地鶏を試食しながらなので、鶏の肉質や味わいの違いをみなさん確かめながら味わっていらっしゃるようでした。

比内地鶏のカレーの後は、デザートのココアのシフォンケーキをいただきつつ、ご参加のみなさんでたのしくおしゃべり。

レッスンの終わりに毎回恒例で参加のみなさんの集合写真を撮るそうなのですが、なんと先生の息子さんが撮ってくれました。

今回は比内地鶏のカレーを中心とした料理メインの教室でしたが、パン生地をおひとりずつこねるレッスンもあり、どのレッスンもお子さま連れでも参加できるので、生地からつくるときは、発酵の間に授乳される方もいらっしゃるそう。

先生の息子さんも生徒さんのお子さんと一緒に遊んだりしてくれるので、こういう教室は子育て中のお母さんたちにとってうれしい時間になるのだろうと感じました。

ご参加の皆さん、先生そして息子さん、ありがとうございました。

 

▼レシピはこちら

比内地鶏のココナッツミルクカレー