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18.12.17

料理教室探訪~「料理教室IMAGINER」伊藤くみ先生~

本日は、伊藤くみ先生のお教室「料理教室IMAGINER」へ。
比内地鶏を使ったレッスンを実施されているということで取材に訪れました。

どんな様子なのか早速お邪魔してみたいと思います!

料理教室IMAGINE

閑静な住宅地の一角。そこにあるのは「料理教室IMAGINER」。
この料理教室を主宰するのは、フード誌ELLE gourmetのフードクリエイター部の一員としても活躍する伊藤くみ先生。
 ▼伊藤くみ先生の料理教室はこちら
http://itokumi-imaginer.com/imaginer/imaginer1.html

フランス家庭料理がメインのお教室ですが、たまに和食やエスニックなどテーマレッスンもあるそう。即作れることを目指して、実習スタイルで学びます。
料理教室を始めてから、なんと今年で20年を迎えるそう!

本日のレッスンメニュー

本日教えていただくのは、
・えびのプロヴァンス風プチタルト
・ペリゴール風サラダ(くるみと砂肝のサラダ)
・比内地鶏のごぼうとオリーブのポットロースト
・ブリュッセル風ゴーフル

どのような料理になるのか、できあがりが楽しみです。
生徒さんが集まり、さあレッスン開始!

今日の生徒さんは、お子さんが同じ学校に通っていたことがきっかけで、5-6年通われている方々がほとんど。
お子さんの話題など、盛り上がりながら着々と作業が進められて行きます。

材料が切り終わったところで、比内地鶏の登場です。
「普通の鶏と色が違う!」と早速驚きの反応が。

今回は、比内地鶏の出汁や脂を余すことなく味わえるよう、ポットローストのレシピを考案いただきました。
具材のバリエーションは冷蔵庫と相談して決めてもOKなのだそう。
「具材を順番に鍋に入れて、そのままオーブンに!簡単でしょ?」と先生。比内地鶏の脂で焼き付ける大根には、香ばしさと焼き目をつけるよう砂糖をかけてキャラメリゼ。
家庭で簡単にできるフレンチの手法が各処に散りばめられています。
大根、ごはん、比内地鶏、そして黒オリーブを混ぜた沢山のささがきごぼう!を鍋に重ねて、仕上げはローズマリー。ふたをしたらオーブンへイン。「おいしくなーれ」と唱えたら、あとはオーブンにお任せしましょう。

料理の背景を学ぶ時間

一段落して、レッスンのメニューについて解説。腰を落ち着かせてしっかり学びの時間です。
「ペリゴール風って?」「ゴーフルってワッフルのこと?」
生徒さんのハテナ?に沿うよう、メニューの背景について説明されます。

もちろん、比内地鶏についても。
セミナー資料や生産地を訪れた時の写真、動画を使いながら、どれだけ手間暇かけられた鶏なのか、生産環境についても説明していきます。

きりたんぽづくりを教わった「陽気な母さんの店」石垣さんを語る場面では、
「私たちもまだまだ頑張らなきゃ!」と生徒さんと盛り上がります。
教室で繰り広げられる会話を聞いていると、先生も生徒さんも十分エネルギッシュでアクティブです!

オーブンから立ち込めるいい香りが…

お子さんを持つ生徒さんのために、季節の行事を意識してメニューの組み立てを行う伊藤先生。 ひとつひとつに伊藤先生ならではの、家庭で実践できるフレンチエッセンスが詰まっています。
定期的にフランスを訪れて現地の情報収集も欠かしません。
つい先日もフランスを訪れていたのだとか…

そんな話をしている間に、比内地鶏のポットローストが焼きあがる時間に!蓋をあけるとローズマリーのいい香り!「わあー」という歓声があがります。
中の具材はどうなっているの!?
比内地鶏の旨みを吸った野菜はつやっつや!
ごぼうを鍋のご飯と混ぜ、具材を切り分けお皿に盛り付けます。
 ソースをかけて、比内地鶏のポットローストのできあがり!

他のメニューも次々にテーブルにセッティングされ…

さあ、いただきます!

香味野菜の香りに包まれた比内地鶏は噛むほどに旨みが溢れ、トマトケッパーソースの酸味との相性は抜群です。
比内地鶏の出汁と脂を吸ったご飯はまるでバターのようなコク。しっかりごぼうリゾットになっています!生徒さんも「ご飯が美味しい!」と絶賛!あっという間にペロりと完食してしまいました。

比内地鶏の出汁や脂を余すことなく使ったメニュー、ご家庭でも試してみる価値ありです!

比内地鶏の魅力。出汁と脂が美味しいを実感!

「比内地鶏と野菜とご飯が一つの鍋でどんな相乗効果を生むのだろう?」とわくわくだった今日の取材。
結果、想像以上!
全ての旨みが混ざり合ったご飯は格別で、わたしも家でトライしてみようと思います!

伊藤先生、生徒のみなさん、楽しく美味しい時間をありがとうございました!