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20.01.10

料理教室探訪 〜「サロンドファリーヌ」三谷 良子先生〜

駅からほど近いエントランスが素敵なマンションに入り、三谷良子先生のご自宅に伺うとすでに二人の生徒さんがいらしていました。

三谷先生は、小さい頃から料理が好きで、一度は一般企業にお勤めされたのですがすぐに料理の道へ。

料理専門学校で製パン、さらにフランス料理や製菓なども学ばれたそうです。20年ほど前から大手スクールや外部講師を始められ、10年ほど前からご自宅でもレッスンをされています。

この日は、天然酵母パンとおかずが学べるレッスン。お菓子レッスンの日もあるそうです。通常は6名の方がいらっしゃるそうなのですが、キャンセルなどがあり、お二人での贅沢なレッスンとなりました。

 

サロンドファリーヌ

http://www.r-farine.com/index.html

 

クリスマスに作りたいツリー型のパン

メニューは4品ですが、試食の時に、スープとデザートもつきます。

「パン ド ノエル」

「比内地鶏のソテー」

「チキンナゲット」

「ゆり根のガーリック炒め」

 

いつもお腹いっぱいになるんですよ。と生徒さんが教えてくださいました。

「パン ド ノエル」はクリスマスにぴったりなツリー型のパン。

流れの説明のあと「パン ド ノエル」の成形イメージをタオルを使って解説。

生地を伸ばす大きさのイメージがよくわかります。

 

先生が仕込んでいたパンの成形からスタート

お二人とも普段からご自宅でパンを焼いていらっしゃるとのことで、パン生地の扱いも慣れた様子。

綺麗に生地を伸ばしていらっしゃいました。

伸ばした生地の上にチョコスプレッドをまんべんなく塗り、その上に生地を1枚乗せ、またチョコスプレッドを塗ったら、もう1枚の生地を乗せます。

中心を残して両側から切れ込みを入れて、手前からねじっていきます。

成形が終わったらしばらく発酵を待ちます。

 

その間に持ち帰り用の生地を作ります。

計量も手際よく、こね方も先生の指示がなくてもバッチリなお二人。

あっという間に生地が仕上がりました。

チョコスプレッドがなければ、クリームチーズでも、ピーナッツバターでもいいですよ、と先生。シナモンシュガーもいいですかね、などイメージが膨らみます。

比内地鶏についてのお話

発酵にもう少し時間がかかるので、一度席に戻り比内地鶏についてのお勉強タイム。

「以前、別のところで、きりたんぽ鍋を習ったことがある。」という生徒さんも。

地鶏と銘柄鶏の違いや、比内地鶏と呼べるにはいろいろな基準をクリアしなければいけないことなど、ご存知なかったそうです。

キッチンに戻っておかずレッスン

パンの発酵がだいぶ進んできたので、「パンド ノ エル」と同じ生地で作った丸パンに切り目を入れ、予熱したオーブンに入れて焼き始めます。

焼いている間におかずのレッスン。

比内地鶏は、もも肉と胸肉を一口大に切り、塩・胡椒・酒でマリネしてあります。

肉の色がブロイラーに比べてとても赤い!と生徒さんも驚かれている様子。

今回は肉の味がよく味わえるように、シンプルに米油をひいたフライパンでソテーします。

うーん、いい香り。

 

続いて「チキンナゲット」。

三谷先生考案のナツメグ、ジンジャー、ガーリックなどがブレンドされた「チキンスパイス」を使い、フードプロセッサーで簡単に作れるメニューです。

丸めて揚げ焼きにします。

ゆり根はおせち以外で使い方が浮かばないという方も多い食材ですが、オリーブ油とガーリックであっという間に洋風メニューに。

パンも美味しそうに焼けました。

 

盛りつけて、試食です!

「パンドノエル」は粉糖を振りおめかし。

比内地鶏のもも肉からとったブイヨンで作ったスープとともに、いただきます。

さらに先生から「クッキーの準備をしてあるので焼きたてをどうぞ」と抹茶のクッキーが!

比内地鶏はどうですか?と尋ねると

「おいしい。高級な焼き鳥屋さんみたい。味も食感もしっかりしてますね。」

「もも肉はこの皮があることでさらにうまみが増しますね。」など、シンプルな調理だからこそ肉そのもののおいしさが感じられたという感想をいただきました。

 

いろいろなお教室に通われたことがあるという生徒さんお二人が帰り際に

「三谷先生のレッスンはレシピも材料も道具も揃えやすくて、手に入りにくいものは他で代用できるものを紹介してくれるし、ワイン会や浅草ツアーなどのイベントも企画してくれるし、とってもいいのよ!」とおすすめしてくださいました。

生徒さんからも愛されている三谷先生。通いたくなる理由がわかったような気がしました。