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19.02.21

料理教室探訪〜「MA-KITCHEN」豊田あき子先生〜

横浜市にある豊田あき子先生のご自宅で開催料理教室。お邪魔すると、すでにあちこちから来られている生徒さんが集まっていました。

MA-KITCHEN

豊田先生は大阪に住んでいた頃、有名中華食品メーカー経営者のご家族が主宰する中華料理教室にご友人と通われていたそう。そこで学ばれたことがきっかけで、身体に優しい中華料理の本来のおいしさに出合われたそうです。2年ほど教室に通われる中、時には有名ホテルやレストランのシェフから本格的な中華料理を教わり、知識や経験を積まれました。

そしてレッスンにご一緒に通われていたご友人と二人で中華料理教室MA−KITCHENをスタート。現在はそれぞれの場所で、途中お休みの期間もありつつも15年近くお教室を続けていらっしゃいます。

 

▼豊田あき子先生の教室「MA-KITCHEN」
https://akitchen.jimdo.com/

 

比内地鶏の包子レッスン

今回のレッスンは生地から手作りする比内地鶏を使った包子(パオズ)と

比内地鶏の出汁を活かした人参のスープを含めた4品とデザート。

〈メニューはこちら〉

・比内地鶏を使った包子(パオズ)
・比内地鶏のお出汁と人参だけの素材を活かした人参スープ
・簡単で美味しい!牛肉の豆豉炒め
・旨味が染み込んだ春雨炒め
・こだわりの杏仁チーズケーキ

まずは、比内地鶏の特色や購入先なども詳しく資料とともに説明。昨年比内地鶏の産地にも行かれた先生。比内地鶏がいかに丁寧にじっくり育てられているかもご存知です。その後はレッスンメニューについて、中華調味料や食材の説明もじっくりと行われます。

そして今回のポイント「包子の包み方」は、プロセス写真を確認したあと、動画を見ながらイメージトレーニング!

初めて参加される方が3名いらっしゃるので、いつもにも増して丁寧なのだそうです。

先生の滑らかな動作を見ていると、簡単にできそうな気がしますが果たしてうまくいくでしょうか。

さっそく実習スタート!

まずは包子の具の部分をつくります。

比内地鶏のもも肉を1cmほどの食べやすい大きさにカット。切る時の弾力も感じて欲しいと、全員がカットできるように振り分けます。

皮ははずして別に刻み、肉の部分は下味をつけて片栗粉をまぶします。

続いて、鶏肉を沸騰したお湯の中へ。

沸騰させた湯の余熱でゆっくり加熱することで、固くなりすぎずしっとり仕上がるそうです。

鶏肉に火が通ったら、一旦取り出し、ねぎと生姜入りの茹で汁はスープに使います。おいしそうな脂が出ていますね。

刻んだ鶏皮とネギを炒め、調味料を加えてしっかり加熱し、片栗粉とコーンスターチで煮こごりのように煮詰めたものをつくり、冷まして固めてから茹でた鶏肉と混ぜて仕上げます。

続いて生地作り。

イーストや老麺(発酵だね)は使わず、ベーキングパウダーで生地を膨らますレシピです。ベーキングパウダーを加えた薄力粉に卵白を加えて少しずつ混ぜ、水を数回に分けて加えて生地をこねます。この生地は、こねすぎない方がよいそうです。

生地ができたら、分割していよいよ包む作業

 

先生がまず見本にひとつ。

きれいに包めなくても、蒸すとちゃんと仕上がるので、大丈夫です、とのこと。

 

麺棒を使い、ひとり3つずつ包みます。

小籠包の包み方と似ているので、以前のレッスンに参加されたという方は手際よく伸ばしていましたが、ほとんどのみなさんは生地の扱いに苦戦されている様子。

上達するためには練習するしか道はなさそうです。

蒸し器に並べて蒸していきます。

 

蒸している間にそのほかの料理をさっとつくります!

春雨炒め、牛肉の豆豉炒め、人参スープの仕上げ。

サラダも作り、それぞれ盛り付けて、テーブルに運んで完成!

 

蒸しあがった包子はそれぞれ個性豊かな仕上がり

割ってみると、たっぷりの比内地鶏の具がおいしそうです。

人参スープも通常使う鶏ガラスープの素を加えていないのですが、比内地鶏の出汁がしっかり出ていてうまみを感じられるとおどろきの声があがっていました。

豊田先生はみなとみらいにある有名な中華料理店でホールの案内やキャッシャーをされていたこともあり、まかない飯がおいしくって勉強になったんです、とも。

おいしい中華料理のアンテナをずっと張っていらっしゃるのですね。

食事が落ち着いたらデザートの準備。杏仁チーズケーキです。

先生が事前につくっていたものですが、レシピも配られるオリジナルのもの。これが楽しみという方もいらっしゃるそうです。

 

2年ほど前に国際中医薬膳師の資格も取られたという豊田先生。

確かな中華料理の幅広い知見に、薬膳の知識も交え、作りやすくおいしいおうち中華が学べるレッスンは今後もますますファンが増えていくことでしょう。

豊田先生、ご参加のみなさんありがとうございました。