能代市梅内(うめない)地域は、国道7号から秋田県道202号方面に入ると道なりに集落が点在する地域で、11集落で構成されています。明治18年(1885年)から始められた植林により、約1900ヘクタールにもなる森林を梅内集落で所有しています。
地域に建立している梅内神社の近くには推定樹齢500年の秋田県指定天然記念物「金塚のおんこ(イチイ)」や、天与の名泉と呼ばれ地域住民に愛されている「梅内冷泉」の源泉があります。また、地域の最奥には、世界自然遺産の白神山地に隣接する190ヘクタールの美しいブナ林が保護されており、「ふたつい白神郷土の森」として遊歩道や休憩所などが整備されています。
自然豊かな梅内地域では、先人たちが大事にしてきた森林の整備を行いながら活力を生み出す活動を行おうと、平成24年(2012年)に「二ツ井宝の森林(やま)プロジェクト」を立ち上げました。プロジェクトでは森林を活かした様々な活動が行われており、子供たちにふるさとへ愛着を持ってもらうことを目的に、キノコの植菌体験やモミジの植栽などを行いました。また、森林整備で発生する残材をチップにして販売し、その収益を残材の提供者へ1000円相当の地域内通貨で返還する「木の駅プロジェクト」も宝の森林プロジェクトの大きな活動です。
足下に眠っていたお宝、木材の活用方法を見出したプロジェクトをきっかけに、昔から豊富であった山菜で何か出来るのではないかと平成28年(2016年)に「梅内山菜倶楽部」が立ち上がり、森林の恵みを活用した梅内地域の皆さんの夢は広がり始めています。
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※人口・世帯数は令和2(2020)年4月1日現在の能代市のデータです。