能代市梅内地域の田ノ沢集落と源助田集落の2集落でつくる田ノ沢町内会は、減反政策でそば栽培が始めました。現在、「田の源そば生産組合」により、そば栽培が行われています。
そばを栽培をきっかけに、大館市のそばの栽培者を講師に招き、そば打ちの方法を学びました。打ち方を教わった住民が年越しそばを自分用に打ったところ出来栄えが良く、「せっかくだからみんなで食べよう」と平成12年(2000年)に農林水産省の中山間地域等直接支払制度を活用して田ノ沢町内会で収穫祭を開き、参加者でそばを打ち、みんなで味わいました。その美味しさはモチベーション向上へと繋がり、「田ノ沢と源助田のそばだから、田の源そばだな」と声が上がり、「田の源そば」と名付けられました。
毎年12月には田ノ沢町内会で収穫祭を開催しており、平成28年(2016年)で16回目を迎えました。10年間続けてそば打ちに参加している方もおり、お父さんたちが打つコシの強いそばとお母さんたち特製のつゆが良く合い、絶妙な美味しさです。
田の源そばは、能代市の「道の駅ふたつい」内のレストランで食べることができます。白神山地と隣り合った場所に位置する梅内地域で、田の源そばは収穫祭の日を待ちながら今年も美味しく育つことでしょう。
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