能代市梅内地域が所有・管理している山々では山菜が豊富に採れ、まさに地域のお宝と言えます。その宝物で何か出来ないか、と考えた地域のお母さんたちが、平成28(2016)年4月に立ち上げたのが「梅内山菜倶楽部(うめないさんさいくらぶ)」です。
発足のきっかけは、梅内地域の有志が立ち上げた「二ツ井宝の森林(やま)プロジェクト」の活動でした。
このプロジェクトは地域の先人たちが守り育んできた「森林」という財産を次世代へ残すため、梅内地域の有志で設立したプロジェクトです。森林整備で発生する残材を集めてチップとして販売し、木材の提供者には「壱宝(いちたから)」と呼ばれる1000円相当の地域内通貨を提供する「木の駅プロジェクト」や、子供たちに地域の森林やふるさとへ愛着を持ってもらおうと馬子岱(ばっこだい)公園へモミジの植栽、キノコの植菌を体験してもらうなどの活動を行っています。
プロジェクトが進むと同時に森林が整備され、昔から豊富であった山菜が見つけやすくなっていきました。足下にある木材を活用したプロジェクトを見ていたお母さんたちは、同じように足下にある宝物、山菜も活用できるのではないかと行動を開始しました。
梅内山菜倶楽部を発足する前から、秋田県活力ある集落づくり支援室(現・秋田県地域づくり推進課)で行っている「GB(じっちゃんばっちゃん)ビジネス」の一環で千葉県柏市の「京北スーパー」へ、タラの芽やコシアブラを試験的に出荷しており、今も継続して出荷が行われています。
平成29(2017)年3月掲載
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