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「サティな気分 ~斎藤洋と仲間たちによる演奏会~」

カテゴリ:イベントレポート 掲載日付:2025年12月07日

12月7日(日)13時30分から、フォンテAKITA6F あきた文化交流発信センターで「サティな気分 ~斎藤洋と仲間たちによる演奏会~」を開催しました。

フランスに生まれ19世紀末から20世紀初頭に活躍、「音楽界の異端児」と呼ばれたエリック・サティ。本日は彼の遺した楽曲をピアニストの斎藤洋さんと素敵な仲間たちによるコラボレーションでお届けしました。

第一部はピアノと歌のステージ♪斎藤洋さんのソロ演奏は愁いを帯びたメロディーが心を癒す「ジムノペディ 第1番」に始まり「グノシェンヌ 第1番」や世界一長いピアノ曲「ヴェクサシオン」などを次々と。淡々とした流れの中に瑞々しい音色が響き渡りました。メゾソプラノの齋藤琴美さんは当時の流行歌シャンソンを披露。情熱的な愛の歌「ジュ・トゥ・ヴー」は表情豊かに圧巻の歌唱力で聴かせました。
第二部はさらに趣向を凝らしたプログラムで個性溢れる世界へ誘います。奇抜なタイトルが印象的な「干からびた胎児」は斎藤洋さんのピアノに塩田睦子さんの朗読でお届けしました。塩田さんが表現するのは楽曲に登場するナマコや甲殻類、柄眼類といった生き物たち。声の抑揚や擬音語を交え想像力をかき立てるスペシャルステージに釘付けでした。最後は「梨の形をした3つの小品」をピアノの連弾で。お招きしたもう一人のピアニストは松本市在住の田畑鏡子さんです。ユーモアと皮肉に満ちたサティらしく、3つの小品と言いながらも実は7曲で構成されています。4手連弾で奏でる迫力満点の演奏で締めくくりました。
没後100年を迎えてもなお、輝き続けるサティの名曲の数々。昼下がりのひとときに非日常を味わう演奏会をありがとうございました。次回も期待しています。

[日時]令和7年12月7日(日)13:30~15:00
[出演]斎藤洋と仲間たち
[会場]フォンテAKITA6F あきた文化交流発信センター
[WEB]https://common3.pref.akita.lg.jp/bunka/detail.html?cid=1&id=13

「サティな気分 ~斎藤洋と仲間たちによる演奏会~」

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