「蘇る東海林太郎〜特集・上原敏とともに〜」
カテゴリ:イベントレポート 掲載日付:2024年11月04日
11月4日(月)13時30分から、フォンテAKITA6F あきた文化交流発信センターで「蘇る東海林太郎〜特集・上原敏とともに〜」を開催しました。
秋田が生んだ大歌手として知られる東海林太郎の生涯を名曲とともにお届けする人気のイベント!ダースコ音楽劇場の皆様により約3年振りの開演です。
トレードマークの燕尾服に眼鏡姿で登場したウォーリー石塚さん。直立不動で歌う姿はまさに現代に蘇ったよう。アコーディオンとピアノのカチューシャ安田さん、おふらんすちえこさんの伴奏に合わせて懐かしのヒット曲を披露しました。「赤城の子守唄」や源義経の悲哀に満ちた人生をテーマにした「義経の唄」などを切々と歌い上げました。本日は今年で没後80年を迎え東海林太郎とともに秋田を代表する名歌手上原敏の特集も。
上原敏は戦争のさなか、わずか7年の間で次々と名曲を生み出しています。上原敏をこよなく愛し歌い続けている山添雄美さんは「好いていたのに」を情感豊かにしっとりと披露しました。また、「泣き笑いの人生」「国境の町」はお2人のデュエットでお楽しみいただきました。朗々とした歌声に哀愁を帯びたアコーディオンとピアノの音色が美しく響き渡りました。
後半では、東海林太郎の良きライバルでもあった藤山一郎の「東京ラプソディー」や曲中のヨーデルも見どころの「アルプスの牧場」など前半とは対照的な選曲も。明るく洗練された昭和モダンな雰囲気にお客様も手拍子を打ち大盛り上がりでした。暗くなりつつある時代背景を説明しながらも昭和歌謡では定番の前口上や台詞入りの歌詞、笑いを交えた進行にお客様もリラックスムード。アンコールでは「リンゴの唄」を全員で歌いながら一緒になって楽しんでいる様子が印象的でした。
美しいハーモニーで彼らの功績を称え、今なお愛され続ける生き様を再発見する素晴らしいイベントとなりました。皆様、本日はありがとうございました。
[日時]令和6年11月4日(月・祝)13:30~15:00
[出演]ダースコ音楽劇場
[会場]フォンテAKITA6F あきた文化交流発信センター
[WEB]https://common3.pref.akita.lg.jp/bunka/detail.html?cid=1&id=13