「第116回 秋田弁の昔っこ」
カテゴリ:イベントレポート 掲載日付:2024年07月20日
7月20日(土)13時30分から、フォンテAKITA6F あきた文化交流発信センターで「第116回 秋田弁の昔っこ」を開催しました。
本日のご出演は「あきた民話の会」の皆様。県北から県南まで秋田県の様々な地域から集まった語り手があたたかな秋田弁をお届けしました。秋田弁の中にも地域によって発音やイントネーションが異なり、その違いを感じられるのも魅力です。
昔っこには人と動物のふれあいを描いたお話も多く、今回も時には人を化かすずる賢い狐や滑稽なかっぱ、馬や牛などが次々と登場。「唄を歌う猫」では飼い猫がおばあさんを喜ばせようと秋田民謡を歌いあげます。いつもは寝たふりをしている猫がすくっと立って歌う様子を独特の擬音や身振り手振りを加え臨場感たっぷりと語りました。
鹿角地方に伝わる「三本杵と縞の財布」は正直で働き者の親子のお話。いつの時代もおごらず思いやりを持って接する大切さを教えてくれます。会場には夏休みに入ったばかりの子どもたちもおり、教訓になる話にはじっくりと耳を傾け、ユーモラスな話には笑い声を上げながら昔っこの世界を楽しんでいる様子でした。
最後は急遽飛び入りで参加してくださった語り手が会場中を巻き込み面白おかしく語り大盛り上がりとなりました。語り手によって表情が豊かに変わる個性溢れる秋田弁の昔っこ。
これからも大切に語り継いでいって欲しいですね。
皆様、本日はありがとうございました。
[日時]令和6年7月20日(土)13:30~15:00
[出演]あきた民話の会
[会場]フォンテAKITA6F あきた文化交流発信センター
[WEB]https://common3.pref.akita.lg.jp/bunka/detail.html?cid=1&id=13