「第115回秋田弁の昔っこ」
カテゴリ:イベントレポート 掲載日付:2024年06月15日
6月15日(土)13時30分から、フォンテAKITA6F あきた文化交流発信センターで「第115回秋田弁の昔っこ」を開催しました。
口伝で語り継がれてきた貴重な民話をあたたかな秋田弁でお届けする人気のステージ。独特の擬音や動作を身振り手振りを加え臨場感たっぷりと語ります。
仁井田地区に伝わる「ふき物語」は父親を救うために神さまの泉を探し求めた娘のお話。その泉の辺りに可憐な花が咲き誇ったと伝わり、名産の秋田蕗はこの美しく親孝行な娘「ふき」の名が由来とも言われています。
「空洞柳」は6月らしく幸せな結婚を題材にしたお話。他人を助け思いやることの大切さを今に伝えます。
現世での行いによって閻魔様に死後の世界を決められる「閻魔の裁判」や「大工と鬼六」に出てくる鬼は恐ろしいのだけども情けがあってどこかチャーミング。良い行いをすれば巡り巡って自分にも幸せが訪れる事を教えてくれます。ちょっと笑える滑稽な話から、教訓になる話など全6話を個性溢れる語り口で披露しました。
お集まりいただいたお客様もユーモラスな表現には笑い声をあげて、切ない話にはしみじみ頷いたりとバラエティー豊かな語りにグッと引き込まれている様子でした。
中盤ではお客様と一緒に健康体操をするリラックスタイムも。真夏のような太陽が降り注ぐ中でご来場くださった方に感謝の気持ちでいっぱいと語った「秋田市民話の会」の皆様。本日も懐かしく心温まる秋田弁の昔っこをありがとうございました。次回も楽しみにしています。
[日時]令和6年6月15日(土)13:30~15:00
[出演]秋田市民話の会