「第101回秋田弁の昔っこ」
カテゴリ:イベントレポート 掲載日付:2022年11月12日
11月12日(土)午後1時30分から、フォンテAKITA6階 あきた文化交流発信センターで「第101回秋田弁の昔っこ」を開催しました。
よく通る声で浪々と語る93歳のベテラン、酒を酌み交わす表現や声色を分けてお芝居のように語る個性派など、男女の語り手8名が県南地区から登場。
スタンドマイク越しに、表情、声の高低や間合いで、魅力あるパフォーマンスを披露してくれました。
「赤神と黒神のけんか」「幽霊の掛け軸」「十二支の話」「まんだまんだしにでぐね」・・・。神様や幽霊、動物が主人公として奮闘する演目が目立った本日の昔っこ。
倉田代表の「民話の基本は、貧しく厳しい時代に生きた祖父母が子や孫に、生きていく心を教えたものだと思う」という言葉どおり、いつも真っ白な心で生きられない人間の「黒いシミ」を、動物や幽霊の特徴・個性で表される民話は、私たちにその教訓を優しく温かく伝えてくれます。
「とっぴんぱらりのぷう」のほか、「どっとはれ」「とっぴんぱらりのさんしょのみ、えんどうの実はじけてぺんこぺんこ」と、結句の違いも様々な県南地区の昔っこステージ、本日も楽しんでいただけたと思います。
年明けに予定されている新春の語りにも、どうぞご期待ください!
[日時]令和4年11月12日(土)午後1時30分~午後3時
[出演]あきた民話の会