二胡とは中国の伝統的な民族楽器で、二本の弦に弓を挟んで演奏します。

弓は馬の尻尾で作られていて、美しい音色で演奏するのはとても難しいと言われています。

やわからかく繊細な音の、どこか哀愁を誘う響きが魅力的な楽器です。

 

今回はそんな二胡を主役に、ベース、ピアノ、オカリナ、カホンの共演をお楽しみいただきました。

当館での開催は５回目。まだまだ秋田では知名度の低い楽器とのことでしたが、回を重ねるごとにどんどんファンができて、毎回楽しみにしている方も多いイベントです♪

 

本日のステージでは、台湾、中国、モンゴルなどアジアの民謡や日本の童謡、クラシック音楽、アニメソング、大河ドラマのテーマソングなど様々なジャンルの音楽を披露しました。

 

今回披露した「埴生の宿」は、実は数年ぶりの演奏。

初心に返り、また、これからの活動に向けて気持ちを引き締めようという気持ちで二胡の三重奏をお届けしました。懐かしくも新しい「埴生の宿」に込めた意気込みは、会場の皆様にも伝わったように思います。

 

演奏の合間には曲にまつわるエピソードや解説もあり、より深く演奏を楽しめる内容でした。親しみやすく明るい司会進行で、明るい雰囲気のコンサートになりました。

 

全員でのアンサンブル演奏やソロパート、様々な編成で織りなす音色は、それぞれ違った魅力があります。

オリジナルの編曲や、自作の音源を使った演奏もあり、見所たっぷりの一時間半でした。

 

アンコールでは「浜辺の歌」を合奏し、締めくくりました。

 

皆様、本日はありがとうございました。

 

［日時］令和３年10月10日(日)13：30～15：00

［出演］にこりんこ