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「全県読み聞かせボランティア交流会」

カテゴリ:イベントレポート 掲載日付:2019年08月25日

8月25日(日)午後1時から、フォンテAKITA6階あきた文化交流発信センターで「全県読み聞かせボランティア交流会」を開催しました。

県内で読み聞かせボランティア活動を行っている25団体が参加し、日頃の活動内容の紹介や実演を行う会で、当センターでは2回目の開催でした。
今回の発表団体は3組で、それぞれボランティアを始めたきっかけや目標、活動内容について発表しました。
模造紙に資料やイラスト、写真をまとめて掲示し、途中から見学にいらした方にもわかりやすいよう工夫がちりばめられていました。
各グループのブースには発表資料として実際に読み聞かせに使用している絵本や人形が展示されており、見た目にも楽しくにぎやかなイベントでした。

最初の発表は「大館市内の高校生図書ボランティア」の皆さん。
大館市の高校3校による合同の取り組みとして「高校生の読み聞かせ会」というイベントを年一回、冬休みに開催しているそうです。今回は大館桂桜高校と大館国際情報学院高校から3名の高校生が参加し、読み聞かせを披露して下さいました。
大きな変形絵本を二人がかりで持ち、主人公の人形を動かして会話形式で物語を読み上げるなど、遠くから見てもお話がわかるような工夫をしたり、楽しそうな声色ではきはきとお話を読んでいて、聴いている方もウキウキと心が弾んでくるようでした。
発表後の感想として、
「緊張していましたが、みなさんが笑顔で読み聞かせを楽しんでくださり、とても嬉しかったです」
とはにかむ姿が印象的でした。

2番目の発表は「国境なき話し手」の皆さんです。
由利本荘市を活動拠点に、多国言語での読み聞かせ活動を行っているグループです。
様々な国の方をお呼びし、その国の母国語で絵本を読む読み聞かせが最大の特徴。
最初に日本語に訳した海外の絵本を読み聞かせ、その言葉に対応する原文を交互に読むことで、言葉の「音」を楽しむことができるそうです。
日本語にするときも、より意味がわかりやすいよう易しい言葉に置き換えたり、フレーズを日本の感覚になじみ深いものに変更するなど細やかな工夫をしています。
読み聞かせだけではなく、様々な国の行事にまつわる工作やワークショップを行うことで、文化交流にも力を入れているのだとか。
「海外出身の家族が地域で孤立しないよう、地域レベルでの交流やつながりのきっかけになれば幸いです」
と話していらっしゃいました。

最後の発表は「秋田市立中央図書館明徳館文庫(フォンテ文庫)」の皆さんです。
当センターのおとなりにあるフォンテ文庫では、定期的にお話会や英語で歌を楽しむイベントが開催されています。
今回は「めるへんくらぶ」のみなさんと「あおむしイングリッシュ」のみなさんが参加し、日本のわらべうたと読み聞かせの「おはなし会」のほか、英語で歌いながら体を動かす「Let's enjoy English」の実演を行いました。
会場では笑い声や一緒に声を出して楽しむ場面があり、発表する方、聴く方、それぞれ楽しみながら、他団体の活動に興味を持ち親しんでいる様子でした。

後半は交流会があり、それぞれのグループが活動について質問したり、目的の似ているグループと自由に意見交換したりと積極的な交流を行っていました。

皆様、本日はありがとうございました。

企画:秋田県教育庁生涯学習課

 

20190825全県読み聞かせ会

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