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「~雛祭りによせて~源氏物語に見るかさね色の美」

カテゴリ:イベントレポート 掲載日付:2019年03月03日

3月3日(日)午後3時から、フォンテAKITA6階あきた文化交流発信センターで「~雛祭りによせて~源氏物語に見るかさね色の美」を開催しました。

本日のご出演はパーソナルカラーアドバイザーの大嶋理香さんです。

本日3月3日は桃の節句と呼ばれ、ひな祭りの日として親しまれてきました。
そんなひな祭りのルーツや意味をひもとき、お雛様が着ている十二単や源氏物語に登場する女性のコーディネートについてのお話をしていただきました。

ひな祭りの菱餅にちなんだ色の組み合わせで、春の訪れを感じさせる素敵な衣装で登場。

実際のひな人形や平安時代の着物文化にまつわる文献を展示しながら、パワーポイントで要点をわかりやすく解説しており、ご来場者の皆さんもうなずきながら熱心に聞いていたり、メモを取りながら耳を傾けている方もいらっしゃいました。

ひなまつり編では、ひな祭りに込められた意味やそのルーツ、しきたりや食べ物についての解説をしました。
ひな祭りのお雛様はなぜすぐしまうのか?
ひなあられや甘酒にはどんな意味が込められているのか?
ひいな遊びって何だろう?
曲水の宴、上巳の祓って何?

など、知っていそうでわからない「ひなまつり」をさまざまな角度から見ることが出来ました。

後半は平安時代の着物文化から、かさね色についてのお話をしました。
遣唐使以前・以降で当時のファッションに与えた影響や、「世界最古の配色マニュアル」が平安時代の日本で考案されていた説をわかりやすく解説し、非常に興味深い内容でした。

また、紫式部の「源氏物語 玉鬘」に登場する女性たちの着物に関する描写からイラストを書き起こし、十二単の中身を一枚ずつ公開、解説しました。
それぞれのキャラクター性についてのお話もあり、ファッションから見た源氏物語という新しい楽しみ方も教えていただきました。

イベント終了後も資料を読んだり、質問があったりと関心の高さを感じました。
皆様、本日はありがとうございました。

 

出演:秋田ファッション研究会 大嶋理香


ひなまつりによせて

 

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