樺山水力発電所は、明治33(1900)年、院内銀山に電気を共有するために湯沢市秋ノ宮地域に建設されました。秋田県内で4番目に作られた発電所で、現存する県内の発電所建築の中で最も古いものです。院内石による洋風建築も珍しく、貴重な近代化遺産となっており、現在も東北電力(株)によって稼働しています。
令和2(2020)年3月掲載
■参考文献
『秋ノ宮のむかし』
●所在地:〒019-0321 湯沢市秋ノ宮椛山154 →秋ノ宮地域イラストマップ
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