画像:秋ノ宮地域づくり協議会

 平成17(2005)年、湯沢市、稲川町、雄勝町、皆瀬村の1市2町1村の合併により新しい「湯沢市」が誕生しました。これをきっかけに、各地に自治組織が生まれ、秋ノ宮地区では29の町内会による「秋ノ宮地域づくり協議会」が発足しました。

 春先になると、10km以上ある国道108号沿いに住民で水仙の球根を植え、花街道「水仙ロード」を作る活動を行っているほか、2月上旬の「かだる雪まつり」の際は、国道脇の雪壁にミニかまくらを作り「灯夜(とおや)街道」として、観光客や運転する人々の目を楽しませます。

 秋ノ宮地域づくり協議会で最も大きな行事が、秋に開催する「地域芸能交流会」です。高校生以上の住民を対象に、協議会に希望する活動をアンケート調査したところ、「小学校が閉校し、地域全体で住民が顔を合わせる機会がなくなってしまった。住民が集まる場を作ってほしい」という声が多く寄せられ、開催するようになりました。
  コロナ禍に入り、「地域芸能交流会」が中断されていましたが、積雪が多い地域ならではの子供も大人も楽しめる体験型の雪まつりを開催しようと実行委員会を発足。令和5(2023)年2月に「秋ノ宮雪っこまつり」を初開催。大好評につき、続けて翌年も実施していて、冬の寒くて雪の多い地域に賑わいを生み出しています。

  また、令和6(2024)年7月より、 同じ地区に暮らしていても、同世代が顔を合わせる機会は減ってきていることを不安視して、人と人との繋がりを大事にしようと「秋ノ宮・若者ミーティング」を5回に渡って開催しました。そこに参加していたメンバーが新たに若者団体を設立、新しい活動に向けて設立総会も開かれました。
  秋ノ宮地域づくり協議会は、この先、新たに発足した若者団体と連携して地域活性化に励もうとしています。

                                     

令和2(2020)年3月掲載
令和7(2025)年1月掲載
 

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