画像:三又観光わらび園

 県道40号線から横手市山内の三又(みつまた)地域に入り、ブナの木々が生い茂る山中の林道を車で10分ほど進むと、標高300メートルほどの山中に、約2ヘクタールにおよぶ「天然」のワラビ園が広がっています。

 平成22(2010)年5月にオープンした三又観光わらび園は、ふと地面を見れば、天然のわらびが、すぐ見つかるほど、多くのわらびが自生しています。もともと、わらびが生える豊穣な土地を、三又営農生産組合が、草刈り、肥料入れ、火入れを行い、観光客用に整備しました。

 三又のわらびは、やわらかく、太く、そして粘り強いのが特徴です。おひたしにして食べたり、三又の伝統料理「納豆汁」に食べたりするのもおススメ。2時間1500円の料金で、2袋の入れ物が、わらび一杯になっても時間が余るほど!「たくさんの人が三又を訪れる場所になって欲しい」そんな思いをこめ整備された三又観光わらび園、ぜひ足を運んでみてください。小さなお子さんでも、写真のように、たくさんのわらびを採ることができます!
 
平成22(2010)年4月掲載

【お問い合わせ】三又営農生産組合
●営業期間:6月初旬~7月下旬まで
●開園日:毎週水・日曜日 10:00~12:00(要予約)
●料金:一人1500円(2時間採り放題)
●電話:0182-53-5128(三又営農生産組合代表 石沢英夫)
●携帯:090-7524-8247

※営業期間や時間については、あらかじめお問い合わせください。
※生育状況により入園を制限させていただく場合があります。



【関連リンク】産地直送ブログ
横手市山内の三又(みつまた)観光わらび園(2021年7月掲載)
 

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