「三又旬菜グループ」は、横手市三又地域に住む農家の女性たちによるグループです。秋田名物の漬物「いぶりがっこ」「いぶりにんじん」など、三又で採れた野菜や山菜を自分たちで加工し販売しています。
注目食材は「山内(さんない)にんじん」。昭和20~30年代にかけて横手市の山内地域を中心に栽培されていた伝統的な品種です。長さが30センチ以上、怒り肩のような形のうえ燻製しても消えない深いシワがあり、決して見た目が良いとは言えませんが、調理されて持ち味を最大限に発揮します。
一般的な短いにんじんにくらべてコク、甘み、香り、色が格段に濃厚。固く、歯ごたえが良いことも特徴です。ジャンルを問わず料理を彩ることのできる万能食材です。
三又旬菜グループの加工品は、国道107号添いの「道の駅さんない」などで購入できます。
平成22(2010)年4月掲載
こちらの記事もおすすめです
結(ゆ)いの心
横手市三又(みつまた)地域には、今も「結い」の制度が生きています。「結い」とは、地域を構成する家々に大きな出来事が起きた場合、そこに住む全ての人が、共同して作業にあたる精神のことです。 例えば、茅葺き屋根の葺き...
歴史
地域の歴史
三又地域の歴史
横手市三又(みつまた)地域の歴史を『山内村史』で辿ってみると、天文元(1533)年、高階通類の開拓にまでさかのぼります。 地元では、奥州藤原氏の滅亡後、“ヤゴロウ”・“タスケ”・“サンゴロウ”と名乗る3人の落ち武者が流...
歴史
地域の歴史
親水公園ゆったり村(水車小屋)
横手市三又地域に続く県道40号を車で進むと、「親水公園ゆったり村」の名が書かれたトーテムポールが見えてきます。「初めて三又に訪れてくれる方々に向けて」という思いで建てたものです。公園内には水車小屋が設置され、涼...
自然・施設
体験施設