鶴形地域まちづくり協議会(能代市)は、住民みんなが健康で楽しく暮らせる地域であるように「あなたの“そば”で健康まちづくり」をスローガンに活動しています。地域の特産品の「蕎麦(そば)」と「そば」をかけているのが鶴形地域らしいところ。住民による“地域を活かした”地域づくりを目指しています。

 協議会は、自治会連合会(8の自治会で構成)、消防団、婦人会、老人クラブ、若者の会、PTA、民生委員などの地域団体で構成されており、平成17(2005)年に4つの部会(歴史、環境、健康教育、文化)を設けて活動をスタートしました。現在は4つの部会を2つ(健康教育、環境文化)に再編し活動しています。
 
 協議会の主な活動としては、米代川河川敷の「いこいの広場」整備や、道路周辺の草刈り、地域の行事をまとめた「鶴形歳時記」を発行し、さらに地域の名所に歴史説明看板を設置。平成25(2013)年9月には、同じ能代市の「檜山地域まちづくり協議会」の方々を鶴形地域に招き、地域を通る旧道「羽州街道」を巡りながら交流を行いました。
 
 特産品の「鶴形そば」のPRにも取り組んできました。平成16(2004)年にスタートした「そば祭り」は令和元(2019)年で16回目を迎え、協議会はそば祭りの実行委員会の一員としてイベントを支えてきました。
 
 また、冬場は地域内の世代間交流を目的に子どもたちのスポーツ大会を開催する他、地域外の人々には鶴形そばのそば打ち体験の場を提供するなど、活発な活動を続けています。

平成26(2014)年5月掲載
令和3(2021)年5月更新

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