秋田音頭でもお馴染み「檜山(ひやま)納豆」
能代市檜山(ひやま)地域と言えば、秋田音頭の歌詞にも登場する「檜山納豆」が有名です。その起源は不明とされていますが、「天明の大飢饉」の際に製造が始まったと伝わっています。
地域では「檜山茶」の製造も行われており、同じく天明の大飢饉の際に大規模な生産が行われたと伝わっています。いずれも、飢饉で窮した人々を救うために始められたものだったのではないかと推測されます。
檜山地域では毎年、語呂合わせで「7(なっ)10(とう)」となる7月10日の辺りに「納豆まつり」を開催しています。納豆まつりでは横並びになっての長い納豆巻き作りや、檜山納豆の早食い競争など、様々な催しが行われます。
檜山納豆は地域内に店舗を構える「元祖檜山納豆株式会社」が製造、販売を行っており、地域内はもちろん、秋田県内で長く愛され続けている名物です。
平成29(2017)年3月掲載
【お問い合わせ先】元祖檜山納豆株式会社
●住所:秋田県能代市檜山字檜山町19-1
●電話・FAX:0185-58-5046
●ウェブサイト:檜山納豆(外部リンク)
※「納豆まつり」については「檜山崇徳館(0185-58-3101)」にお問い合わせください。
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