「第128回 秋田弁の昔っこ」
カテゴリ:イベントレポート 掲載日付:2025年09月13日
9月13日(土)13時30分から、フォンテAKITA6F あきた文化交流発信センターで「第128回 秋田弁の昔っこ」を開催しました。
今回のご出演は「あきた民話の会」の皆様。秋田のほかに男鹿や鹿角、鷹巣など県内各地からお集まりいただいたベテランの方々が「ふき物語」「さだ六とシロ」「繁次郎話し」「皮投岳物語」「八郎太郎物語」「与次郎稲荷」の全6話を披露しました。
ふきという親孝行な娘のお話「ふき物語」や「忠犬ハチ公」よりも昔の時代を生き、主のために懸命に動き回る健気な忠犬・シロのお話「さだ六とシロ」といった家族への絆を感じる切ないお話や北海道でとんちの名人として広く知られた男「繁次郎話し」、現在の田沢湖・十和田湖・八郎湖の秋田を代表する3つの湖を舞台にした壮大な物語の重要な架け橋となるお話「八郎太郎物語」など、飛脚として秋田から江戸をたった6日で往復するという働きぶりをみせた狐のお話「与次郎稲荷」といった秋田で育った人にとってはなじみ深いタイトルでひょっとしたら一度は耳にしたことがあるかもしれないようなお話など、会場のお客様の興味を引き付けるお話が満載でした。
また、「皮投岳物語」はなんと紀元前のお話とのことで会場はびっくり。皮投岳の由来は、二人のマタギが開墾をしていく中で要らなくなった熊の皮を山に投げたことから付いたそう。このことにも皆さんはなるほどといったようにうなずいていました。
[日時]令和7年9月13日(土)13:30~15:00
[出演]あきた民話の会
[会場]フォンテAKITA6F あきた文化交流発信センター
[WEB]https://common3.pref.akita.lg.jp/bunka/detail.html?cid=1&id=13