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語りを聞く

椿台集落会の活動

画像:椿台集落会の活動

  地域の維持管理やレクリエーションの主催などの活動を行っている椿台集落会ですが、活動の中で特に重要なのが「普請(ふしん)」と呼ばれる地域の共同作業です。
5月初め、水路を整備する「春の堰普請(せきぶしん)」から共同作業は始まります。注目はその出席率の高さです。これから秋まで続く様々な「普請」には、特段の理由がない限り皆さん集まってくれるそうです。高齢で作業を免除された方でも、元気ならば参加してくれる人がいるというから驚きです。

 平成23(2011)年には集落を見下ろす道路沿いに、成長した桜並木を楽しみにして、たくさんの桜の木を植えました。また、高齢者の方たちの健康チェック、交流促進と健康観察を兼ねて毎月一回、「いきいきサロン」が「まるごと自然館」で行われています。
  防災に力を入れているのも地域の特色といえます。火災警報器の設置義務化を受け、東成瀬村では一番早く全戸に警報器を無料で配布し、取り組みが注目されました。 
 岩手・宮城内陸地震、東日本大震災という2度の大地震の際には、高齢者世帯の安否確認、水道のトラブルに対する給水活動、そして必要に応じた支援や避難体制づくりなどが注目を集め、新聞などでも紹介されました。これらの地震を教訓に、椿台集落会ではさらなる防災の強化を目指し、「まるごと自然館」での炊き出しの練習や避難訓練も行いました。

 また、「あきた元気ムラ大交流会」をきっかけに、平成24(2012)年から3回にわたり、上小阿仁村の南沢集落と交流会を開催し、お互いの自慢料理を持ち寄ったり、意見交換したりと交流を深めました。

 こうした活動の秘訣は何といっても皆が協力的なこと、そしてコミュニケーションがしっかり取れていること。毎回の活動には誰も文句を言わずにきちんと参加してくれるそうです。
  こうした活動を支えているのは「五軒組」と呼ばれる昔からある相互扶助の仕組みです。5~6軒が班を作り、それぞれの班ごとにきめ細かい「ご近所づきあい」が行われてきました。組は世帯数の減少や高齢者が多くなってきたことにより再編され、現在は7軒6班で構成されています。普段から近い家々で声を掛け合って協力できるからこそ、何かあった時にどういった手助けが必要か、どうすればいいのか、といったことがすぐわかり密な支援ができるのです。
 
 椿台地域では「普段の活動」が土台にあるからこそ、有事にしっかりとした対応ができたそうです。いつ起きるかわからない災害に備え、集落会の「普段の活動」は続きます。
 
平成24(2012)年5月掲載
令和3(2021)年10月更新

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