仙北市白岩地域では、江戸時代から伝わる陶器「白岩焼」が創られています。
住民有志で結成した「白岩焼陶芸組合」の皆さんは、平成25(2013)年に、使わなくなった駐在所跡を「白岩焼陶芸塾」としてリニューアルオープンし、白岩焼の技術向上に励んでいます。
 材料となる土は、地域の田んぼから堀った“土”ですが、採取した時点でほぼ粘土状になっています。この粘土状の土を質の良い白岩焼にするために、採取した土の空気を抜く機械を購入し、空気を抜く作業を2~3回繰り返し行うという丁寧な作業をして土台作りに入ります。
 また、令和3(2021)年には新たに自動で温度調整できる電気窯を導入し、作業の効率化につながりました。

 白岩地域では平成27(2015)年からオーストラリア国立大学の短期留学生と交流を続けてきていて、白岩焼陶芸組合では、留学生に向けての陶芸体験教室も開催してきました。また、地域の宝をつないでいこうと、毎年、陶芸塾の皆さんが講師になり、地元の小学生が白岩焼製作体験を行っています。
 陶芸に興味がある方は、ぜひ、「白岩焼陶芸塾」で陶芸体験してみてはいかがでしょうか(^^♪
                                          

【お問い合わせ】白岩焼陶芸塾
・白岩焼陶芸組合:千葉(090-6250-1783)

【関連リンク】産地直送ブログ
仙北市白岩地域で角館小学校・白岩小学校合同の総合学習! ~つないでいこう!角館の“地域の宝”~(2024年10月掲載)
仙北市白岩地域の『白岩焼陶芸塾』(2023年7月掲載)

仙北市の「白岩焼陶芸塾」で電気窯「郷窯(きょうがま)」導入!(2021年9月掲載)




 


 


 



 

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