院内石は、大昔の火山活動によりカルデラが出来たとき、地表を覆っていた火山噴出物が、長い年月をかけて固まってできた石です。耐久性に優れていて、風化作用や熱に強く、大理石の代用石や、土木工事、壁、石垣などの石材として利用されており、江戸時代から平成10年頃まで採石が行われていました。
採石場の背面に残る斜めの筋はツルハシで石を削った後が、はっきりと残っていて、当時の様子をうかがい見ることができます。
平成23(2011)年~25(2013)年、院内地域づくり協議会が3年計画で、この石切場跡の整備を行い、湯沢ジオパーク院内ジオサイトとしても、注目されるようになりました。この石切場からは、壮大な「院内カルデラ」を一望できます。
令和5(2023)年11月掲載
(特定非営利活動法人 おがちふるさと学校、秋田まるごと地球博物館ネットワーク、院内地域づくり協議会)』
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