院内石は、大昔の火山活動によりカルデラが出来たとき、地表を覆っていた火山噴出物が、長い年月をかけて固まってできた石です。耐久性に優れていて、風化作用や熱に強く、大理石の代用石や、土木工事、壁、石垣などの石材として利用されており、江戸時代から平成10年頃まで採石が行われていました。
採石場の背面に残る斜めの筋はツルハシで石を削った後が、はっきりと残っていて、当時の様子をうかがい見ることができます。
平成23(2011)年~25(2013)年、院内地域づくり協議会が3年計画で、この石切場跡の整備を行い、湯沢ジオパーク院内ジオサイトとしても、注目されるようになりました。この石切場からは、壮大な「院内カルデラ」を一望できます。
令和5(2023)年11月掲載
(特定非営利活動法人 おがちふるさと学校、秋田まるごと地球博物館ネットワーク、院内地域づくり協議会)』
こちらの記事もおすすめです
瀬戸山公園
湯沢市院内の内町、御屋敷町内にある降木(ふるき)神社。そのさらに上、小高い山の上にある「瀬戸山公園」は、江戸時代に佐竹藩から派遣されてこの地域を治めた「大山氏」の遊山場所と伝わる公園です。 院内小学校の裏から...
自然・施設
ビューポイント
史跡
館山城址(法領館跡)
湯沢市院内地域のJR院内駅を降りると、目の前に長く伸びる標高210mの小高い山を見ることが出来ます。「館山(たてやま)」と呼ばれているこの山は、かつて法領館と呼ばれ、後に院内城と呼ばれた中世の城館跡です。 初代...
自然・施設
歴史
ビューポイント
史跡
いんない未来塾
平成30(2018)年、院内地域づくり協議会が開催した「まちづくりシンポジウム」。実行委員長を務めた佐藤拓弥さんは、その場で皆が人口減少対策を考えているなか、『住んでいる人が幸せならば良いのではないか』というパネリストの...
地域活動
地域団体