横堀地域づくり協議会は平成17(2005)年、湯沢市の市町村合併をきっかけに設立されました。旧雄勝町の各小学校区で地域づくり協議会を立ち上げ、地域と行政をつなぐ窓口となっています。

 横堀地域づくり協議会は6集落(寺沢、白銀町、愛宕町、旭町、新地、赤塚)の各町内会長や組織代表らで構成しています。閉校した旧横堀小学校を活用した「横堀交流センター」の運営、旧雄勝町時代から継続されてきた雄勝大花火大会、仮装盆踊り大会等のイベントや住民の交流を目的としたミニコンサートも開催しています。

 協議会の活動の中でも「おしら様の枝垂れ桜」の保全とPR活動は、地域に思わぬ変化をもたらしました。今でこそ、名の知れた「おしら様の枝垂れ桜」ですが、横堀地域づくり協議会が発足する前は、地元の人しか知らない名も無き桜でした。

 赤塚集落の一本桜を「おしら様」と名付け、手作りのパンフレットを東北各地の道の駅に配布してPR活動を行い、冬場は枝が折れないよう雪払いや支柱たてをして保全に努めています。また、桜の開花シーズンは、訪れる観光客のために、国道沿いにのぼり旗を100本設置し、現地までの目印にしています。おしら様の近くには無料休憩所を設置したりと、これらの住民のボランティア活動が実を結び「おしら様の枝垂れ桜」は、年間3万人近い観光客が訪れる秋田県内有数の桜の名所となりました。

 また、国道108号線に約3㎞に及ぶ役内川の桜並木の環境整備にも力を入れています。令和2(2020)年からは環境エコ活動も取り入れ、剪定した桜の枝をチップ化し、桜の木の肥料として利用しています。

 「おしら様」は住民が地域に関心を持ち直すきっかけになりました。“先人たちが残してくれた地域資源を守り続け、これを活かして良好な状態で次世代に引き継ぐ”という協議会の理念に沿った活動を続けています。

平成29(2017)年掲載
令和4(2022)年更新

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