横手市戸波(となみ)地域の戸波神社へと続く道の途中、鹿島様の近くに大きな木があります。旧増田町の名木にも指定(1995年11月)されている「吉野の種まき桜」です。
文化7年(1810年)、戸波地域の鶴松という人物が伊勢参りに行った時に桜の実を食べ、その種を弁当に入れて持ち帰り植えたのが起源だと言われています。この時の伊勢参りの記録、道中記が今も戸波自治会で保存されています。この桜の開花する時期がちょうど、稲の種まき時期の目安になったことから「種まき桜」と呼ばれるようになりました。
平成25(2013)年6月掲載
■参考資料・『増田町史』
・『種まき桜 標柱』
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