にかほ市の横岡自治会は、平成17(2005)年の市町村合併により「にかほ市」が誕生したのを機に、集落の共有財産の管理などを目的に生まれました。
自治会役員の方に住民の方の特徴を聞くと、「とても働き者で、まるで働くことが趣味であるかのよう」と言います。高齢者の仲が良く、行事や普請(共同作業)にも協力的で、たくさんの人が参加してくれると話します。
運動会をはじめとする集落行事や神社の維持管理、共有財産である林の管理など、どれも住民の力を合わせなければ出来ないことです。
また、上郷の小正月行事(サエの神焼き)をはじめ、鳥海山日立舞、初午行事(獅子舞)、神明社の祭典などの行事の継承は、自治会にとって大事な役目となっています。
古くからの伝統行事と新しく始めた行事を両方とも行っているのも横岡の特徴です。住民の提案で始まった運動会、文化講演会、敬老会、神明社祭典の前夜祭、奈曽川沿いに400本もの桜を200人で植えた桜の植樹、東京都港区の児童を受け入れるグリーンツーリズム事業や12月の年越しそば打ち体験など、様々な活動を行っています。
行事を後世へ残しながら、新しい活動を通して都会の方々を地域に惹きつけ、活力を生み出していくことが横岡自治会の目標です。
令和4(2022)年更新
【関連リンク】産地直送ブログ
→世代間のリレーが受け継がれる、にかほ市横岡地域の運動会(2019年6月掲載)
→にかほ市横岡地域の自治会活動(2020年2月掲載)
→まもなく100号!にかほ市横岡地域の自治会便り(2018年4月掲載)
こちらの記事もおすすめです
横岡の獅子舞(初午 はつうま)
初午(はつうま)、とは、二月最初の午(うま)の日のことを指し、お稲荷様のお祭りとなっています。前日の夜「石持ち占い」が行われた稲荷神社で奉納された獅子舞を、各家庭を回って行う日です。 舞い手はすべて小中学生...
伝統行事・イベント
伝統行事
鳥海山日立舞
お盆まっただ中の8月13日と15日「鳥海山日立舞」の本番の日です。夜の7時を過ぎる頃、横岡自治会館の前に作られた舞台には、沢山の人、人、帰省した方々も加わって、立ち見が出るほどの人気です。 7月1日に「神おろし」が...
伝統行事・イベント
郷土芸能
奈曽の白滝
秋田県を代表する滝の一つに、この「奈曽の白滝」があります。「奈曽の白瀑谷」という名称でも呼ばれ、昭和7(1932)年には国の名勝に指定されています。国の重要無形民俗文化財「小滝のチョウクライロ舞」で知られる金峯(金...
自然・施設
ビューポイント