国道108号を由利本荘市街地から笹子(じねご)地域方面に進むと青い欄干の「清水淵橋」が見えてきます。この橋一帯は「清水淵峡」と言われ、明治時代から橋を掛けるのが困難な鳥海地域の難所でした。平成に入り行われた国道改良工事により、現在は気軽に立ち寄れる観光地スポットとなっています。

 峡谷に連続して掛る「清水淵橋」「中の橋」「三ノ坪橋」の3つの橋がアクセントとなり、紅葉の時期、これらの橋から見下ろす断崖と清流、そして紅葉のコントラストは見ごたえ満点です。特に「中の橋」からの眺望は絶品。紅葉だけでなく新緑の季節もオススメです。

 好天に恵まれれば、早朝に発生する川霧の幻想的な光景に遭遇するチャンスも。この3つの橋、絶対に見逃せない鳥海地域の絶景スポットです。

平成22(2010)年12月掲載

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