画像:信仰の「湯の越山」

 五城目町内川地域の色々なところから見えるのが、「湯の越の宿」の真上にある「湯の越山」です。標高200mちょっとという山ですが、地域の信仰を集める大事な山です。

 登山ルートは何種類もあり、それぞれの集落から一番近いルートを通って山へと向かいます。途中の鳥居付近で合流し、急坂「油こぼし」へと進みます。この坂の名前の由来は、「道が油をこぼしたように滑りやすい」と「持っている油をこぼしてしまう」と二通りの説があるそうです。この先のちょっとした台地には、小さな石碑があり、参拝の際にはかならずお参りするんだそうです。

 頂上付近の神社は薬師神社。眼病などに御利益があると伝わります。社殿の中には子どもたちの落書きがたくさん! 以前、ここは小学校の真上にあり、子どもたちの絶好の遊び場でした。当時は、はるか干拓前の八郎潟まで見渡せたと言います。
頂上付近では炭焼きが行われていたこともあり、近くには水場や山の名の通りお湯も湧いていたと言われています。また、頂上だけでなく山中にはいくつか宗教施設があったと言われています。

 「頂上まではちょっと…」という方は、山のすぐ下にある「湯の越の宿」の入り口に薬師神社の里宮がありますので、是非訪れてみてください。

平成24(2012)年5月掲載

こちらの記事もおすすめです

お互いさまスーパー「みせっこあさみない」

  五城目町内川地域の浅見内集落に平成28年(2016年)3月30日、地域住民が主体となって運営する「みせっこあさみない」がオープンしました。 浅見内集落では、最寄りのお店や移動手段の不足から買い物が困難になっている方々...

買う

地域活動

お互いさまスーパー

世代間交流

浅見内神明社

  五城目町内川地域の浅見内集落には、奈良時代から伝わる神社があります。昔は「浅見内産土神社(あさみないうぶすなじんじゃ)」と呼ばれ親しまれていた、現在の「浅見内神明社」です。 浅見内集落の内川川に架かる「神明社...

歴史

神社・寺

冬のイルミネーション

 12月に入ると、五城目町内川地域の黒土、湯ノ又、小倉、浅見内の4集落で、夜を彩るイルミネーションの点灯が行われます。元々は黒土集落の住民の方が行ってきたイルミネーションですが、令和元(2019)年から4集落が参加する...

自然・施設

ビューポイント