五城目町内川地域の色々なところから見えるのが、「湯の越の宿」の真上にある「湯の越山」です。標高200mちょっとという山ですが、地域の信仰を集める大事な山です。
登山ルートは何種類もあり、それぞれの集落から一番近いルートを通って山へと向かいます。途中の鳥居付近で合流し、急坂「油こぼし」へと進みます。この坂の名前の由来は、「道が油をこぼしたように滑りやすい」と「持っている油をこぼしてしまう」と二通りの説があるそうです。この先のちょっとした台地には、小さな石碑があり、参拝の際にはかならずお参りするんだそうです。
頂上付近の神社は薬師神社。眼病などに御利益があると伝わります。社殿の中には子どもたちの落書きがたくさん! 以前、ここは小学校の真上にあり、子どもたちの絶好の遊び場でした。当時は、はるか干拓前の八郎潟まで見渡せたと言います。
頂上付近では炭焼きが行われていたこともあり、近くには水場や山の名の通りお湯も湧いていたと言われています。また、頂上だけでなく山中にはいくつか宗教施設があったと言われています。
「頂上まではちょっと…」という方は、山のすぐ下にある「湯の越の宿」の入り口に薬師神社の里宮がありますので、是非訪れてみてください。
こちらの記事もおすすめです
浅見内の彼岸花づくり
五城目町内川地域の浅見内集落では、春彼岸用の彼岸花づくりを行っています。昔から浅見内では3月下旬でも残雪が多いため、自分たちで花を作り、お墓へお供えしていました。この風習が今も続いており、浅見内の彼岸花は春彼岸前...
歴史
文化
煎りかまぶく
五城目町の浅見内集落に伝わる「煎り(いり)かまぶく」。煎った餅米を粉にして練り、かまぼこに見立てて巻いた米菓子です。こどもの日や祝い事、仏事の際の手土産としてお客様に持たせていたそうです。 美味しく作るためには...
食
米菓子・餅
浅見内活性化委員会の活動
五城目町内川地域の浅見内集落では、「浅見内活性化委員会」がお互いさまスーパー「みせっこあさみない」を運営しています。運営メンバーは町内会役員や老人クラブ・婦人会役員など有志で構成されています。 もともとは、内...
地域活動
地域団体