三種町下岩川の小町集落には、小野小町にまつわる「小町の清水」があります。江戸時代の紀行家、菅江真澄が文化3(1806)年、53歳の時の旅を記した「かすむ月星」によると、「小町村に来た。小野小町にゆかりがある小町清水が、たいそう清らかに岩川の東の岸に落ちていた。」と、あります。これは、小野小町も諸国行脚の旅に出て、この地に至ったという伝承によるものです。
小町の清水は、今は下岩川の清らかな泉として、小町集落の飲料水の源となっています。
■参考文献
山本町史編さん委員会/編 『山本町史』
令和3(2021)年1月掲載
山本町史編さん委員会/編 『山本町史』
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