鹿角市の甚兵エ川原(じんべえかわら)地域では、昔から「南蛮巻き大根」という漬物が家庭の味として食卓に上ってきました。
「南蛮巻き大根」は、鹿角市特産の漬物「しそ巻き大根」の原点とも言われており、短冊切りにした大根に、しそが巻かれた見た目で、パリパリとした食感と、ふんわりと香るしその風味、南蛮のピリリとした辛さがご飯にとてもよく合う一品です。

 地域の女性たちは、各家庭で「南蛮巻き大根」の漬け方を受け継いでいます。作り方は家庭ごとに異なりますが、主な材料は大根、塩、醤油、赤唐辛子、しその葉など。

 また、南蛮巻き大根をしそで巻かず、しその実と一緒に漬けたものを「ばら」と呼んだり、「ばら」にニンジンを加え、細かく刻んだものを「しその実漬け」と言うなど、様々な食べ方が伝わっています。

平成24(2012)年5月掲載

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