5月7日(火)、鹿角市甚兵エ川原(じんべえかわら)地域で
住民の皆さんが開催している「わいわいランチ」にお邪魔しました!

甚兵エ川原は、鹿角市と小坂町の境目に位置し、
旧十和田町毛馬内(けまない)の中では最北端にあたります。
約30世帯が暮らす農村集落です。

●甚兵エ川原の「わいわいランチ」

毎月1回、集落の女性たちが自治会館に集まって
「わいわいランチ」を開催しています。
みんなで集まり、お弁当を食べて、おしゃべりをする会で、
皆さん、この会をとても楽しみにしているそうです(^^)

わいわいランチの決まり事は、
 ・朝は「おはようございます」
 ・帰宅する時は「また今度ね」と声をかける。
 ・個人で料理の持ち寄りはしない(個人の負担を減らすため)

婦人会や生活改善実行グループなどの団体が活動していた頃は
住民が集まる機会もありましたが、これらの団体が解散して以降、
集まる機会が減ってしまいました。
この「わいわいランチ」は、住民が集まる場に始めたもの。
当初は人が集まるか不安だったそうですが、
蓋を開けてみたら予想以上に人が集まるようになりました。

今は農作業が忙しい時期ですが、わいわいランチの開催日は
家族も快く農作業をお休みさせてくれるそうです。
「楽しみがあるって、本当にいいこと」と、皆さん話していました。

●「しそ巻き大根」発祥の地

この日は、お料理の話を聞かせてもらいました。
甚兵エ川原は鹿角名物「しそ巻き大根」発祥の地と言われています。
塩漬けした大根を長方形に刻んで、「しその葉」を巻いているのですが、
秋田県内では、なかなか見ることのない漬物です♪
材料のしその葉は7~9月に収穫のピークを迎え、
この時期は、しその「実っこ」取りをしながらわいわいランチを行うそうです。

「今日集まったメンバーは、みんな、しそ巻き大根を作れるよ!」とのこと(^^)

会館に飾られていた写真は、昭和59年に、甚兵エ川原の
生活改善実行グループの活動が秋田県から表彰された時のものです。
この時は、しそ巻き大根を秋田市で販売したそうで、
表彰状を見ながら、お母さんたちも盛り上がっていました♪

この他にも、「しその実漬け」「あずき粥」「いとこ煮」などの
甚兵エ川原のお料理について教えてもらいました♪
まさに知識の宝庫♪ 貴重なお話を聞かせてもらえました♪

こちらは、甚兵エ川原自慢の「鹿倉崎グラウンド」。
すでにソメイヨシノは散ってしまいましたが、
4月下旬~5月上旬は満開になり、見ごたえ満点。

この日は枝垂れ桜が満開でした♪
鹿倉崎グランドは、甚兵エ川原自治会で管理していますが
地域外の人からも好評で、この日もグラウンドゴルフの
練習をする人の姿が見られましたよ♪

甚兵エ川原の情報は元気ムラの紹介ページをご覧くださいね♪
→鹿角市甚兵エ川原地域(元気ムラサイト)

集落活動コーディネーターが甚兵エ川原からお届けしました(^^)