調査次数 | 調査地区 | 調査内容 | 調査面積 | 調査期間・備考 |
---|---|---|---|---|
第148次 | 大路地区 (大仙市払田字仲谷地地内) |
遺構内容 確認調査 |
250㎡ (調査対象区は8,500㎡) |
6月2日~8月1日 (実働44日) ※文化庁補助事業 |
合計 | 1地区 | 250㎡ |
第9次5年計画の初年次にあたる平成26年度は、国庫補助事業として第148次調査を実施する。
予算4,941千円、調査予定面積250㎡、作業員7名、作業実働日数は44日を予定。
調査予定地区は、東側調査区として外郭南門東方官衙域(第142・144・146次調査対象地、大仙市有地)、及び南西官衙域の西側沖積地(第139次調査B区南東側、大仙市有地)である。東側調査区では、146次調査までに確認した盛土整地地業及び下位の創建期地表面(遺構面)の詳細把握を調査目的とする。
平成23~25年度に作成したリーフレット『払田柵跡だより』を、一般県民への調査成果公開および史跡学習に供する学習資料として位置づけ、主要遺構や出土遺物などについて、順次テーマ毎にとりあげ、今後も継続して作成する。
政庁など実際に整備され広く見学に供されているテーマは、優先的に取り上げる。
現有機材を活用して編集作業を進め、当面はホームページに掲載して公開するとともに、予算を工面して印刷刊行を図る。
今年度、当事務所による学術調査が40周年を迎えるにあたり、埋蔵文化財センター実施の保管活用事業として、記念冊子を作成するとともに、9月7日(日)に大仙市仙北ふれあい文化センターにて記念講演会を開催する。
40年にわたる調査のあゆみと成果の概要について構成し、一般県民向けに平易に調査成果を還元することを目指す。
払田柵跡の成果について、広く県民に還元するため、各種講座等の講師として協力する。
今年度は、県立博物館が主催する払田柵跡についての連続講座(9月14・21・28日)、及び放送大学の面接授業「秋田の古代を掘る」(11月1・2日)へ協力する。