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名物に触れる

滝の頭

画像:滝の頭

古くから農業用水や飲料水などの上水道として利用され、そのあまりの神々しさから敬われてきた「滝の頭」は、寒風山北麓の丘陵に一大湧水群を形づくっています。 

その神秘的な姿を見学するためには、滝の頭の入口にある男鹿市滝の頭浄水場で見学前にひと言声をかけて頂く必要があります。見学の時間は8:00から16:30までで、通年見学することが出来ます。
 
何百年の樹齢を数えるであろう杉の巨木が立ち並ぶ遊歩道を進んでいくと、透明感のあるエメラルドグリーンの水面が見えてきます。その湖水が巨大な湧水群「滝の頭」そのものです。
 
湖水の透明度は極めて高く、湖底や優雅に泳ぐ魚の姿をはっきりと眺めることができます。遊歩道をさらに進むと、鎮守社の鳥居が見えてきます。鳥居を過ぎて少しのところ、右手側にあるごつごつとした岩山のいたる所から、湧水が自然に吹き出しています。
 
岩山の上には不動尊「今木神社」が鎮座しています。社殿へと続く石段の間には湧水がかたちづくる幾筋もの細やかな水流が走り、絶え間なく水しぶきを上げています。しぶきを浴びつづけた岩はどれも緑の苔をたっぷりとたくわえ、濃い緑の絨毯の上に白い糸をまき散らしたかのような文様が描かれています。
 
滝の頭の守り神である「今木神社」は、毎年5月28日に例祭が行われています。遊歩道を挟んで社殿と反対側、湖水のみぎわには、例祭の際に神主・巫女と共に鮪川の方々が祈祷を捧げるための拝殿が建てられています。
 
寒風山は溶岩流によって形成された火山で、「滝の頭」は溶岩流の終着点である寒風山北東の麓にあります。雪解け水や雨水は、冷え固まって生じた溶岩の割れ目に滲みこみます。やがて水を通さない堆積岩層につきあたると伏流水になって、「滝の頭」から湧き出てくると考えられます。
 
長い間にわたり、農業用水として、また飲料水として五里合地区を潤してきた「滝の頭」。巨木の森に囲まれ森閑とした岩山から清らかな水がこんこんとわき続ける光景は、いまでも尊崇の対象として地域の方々の手で大切に守られています。
 
2011年4月掲載
 
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