美郷町黒沢 人口:242 人 世帯数:91 世帯

黒沢実行改善グループが製作する彼岸花

明治29年に起きた陸羽地震の爪痕「千屋断層」

春彼岸用のカラフルな木製の彼岸花

黒沢地域のシンボル、今木神社

地域のあらましと歴史

 美郷町の黒沢(くろさわ)地域は、旧千畑町に属し、奥羽山脈のふもと旧太田町との境界にあり、横手市と仙北市を結ぶ、みずほの里ロードが通っています。
 この地域では1896年に起きた陸羽地震の爪跡、「千屋断層」を見学することが出来ます。約40Kmに渡り断層が続いており、今木神社の一の鳥居そばには千屋断層の解説看板があり、概要を知ることが出来ます。
 古くから黒沢の村社として崇められてきた「今木神社」のある山には、稲荷神社、観音社、山神社、太平山三吉神社と、五つの神社が集まっており、8月17日に今木神社の例大祭が行われます。杉木立に囲まれた静かな境内は、ちょっとしたパワースポットの雰囲気を味わえます。
 女性たちで作る「黒沢実行改善グループ」が、冬期間、注連飾りや彼岸花の制作を行っており、近隣のスーパーやホームセンターなどに商品を卸しています。昔ながらの木製の彼岸花は、先人から受け継がれてきた技術で、春彼岸には、黒沢の女性が作った彼岸花がご先祖を迎える行事に彩りを添えています。
 平成26(2014)年には、住民による「黒沢共助隊」を結成しました。地域住民が安心して住み続けられるよう、高齢者などを対象に除雪などを行っています。

※人口・世帯数は令和6(2024)年4月1日現在の仙北市のデータです。

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