男鹿市女川(おんながわ)地域は、男鹿半島の西部、秋田県道59号沿いに位置します。目前には日本海が広がり、地域内にある「鵜ノ崎海岸」は、男鹿半島・大潟ジオパークの観光スポットのひとつであり、日本の渚百選に選定されています。海の幸が豊富で、アオサ、ジバサなどの海藻類や、タルイカ、アワビなど、年中、海の幸を楽しめます。
旧暦5月4日に行われる「女川の菖蒲たたき行事」は、菖蒲で作った「たたき棒」を持った男の子たちが家々を訪問し、たたき棒を地面に叩き付ける厄払い行事で、男鹿市無形民俗文化財に指定されています。
大晦日は女川の青年会「二八(にっぱち)会」メンバーが中心となり「ナマハゲ」の練り歩きが行われ、新年の訪れを祝います。
昔からの伝統行事の他にも、地域おこしイベント「男鹿キッチ漕ぎ大会」を平成21(2009)年から開催しています。アイヌ語で「キッチ」と呼ぶ小舟を漕ぐ、速さを競うイベントで、県外からも参加者が訪れるなど、海に根差した賑わいづくりが行われています。
※人口・世帯数は令和4(2022)年4月1日現在の男鹿市のデータです。