現在の公民館は、かつて「夜学小屋」と呼ばれており、地主や寺の和尚が農家の師弟や若手の使用人たちを集めて勉強を教える場所でした。使用人たちは、三食のご飯は食べることができるが、お酒を飲む機会はまずなかったそうです。
そこで、昌東院の20世古道智艦和尚が「使用人たちも酒を飲むことができるように」と、ナマハゲの行事を取り入れました。ナマハゲで各家々を回って、餅やみかん、お酒を腹いっぱい食べさせたいという昌東院の和尚さんの計らいから始まった行事だと言われています。

   すでに100年以上続いていると言われているこの行事ですが、
小又集落と白山集落の住民有志で作る「双葉親交会」の方々がこのナマハゲ行事を継承してきて、現在は、1月15日に小正月行事として行なわれています。
“小又・白山集落が1年間、無病息災で過ごせますように”という願いを込めて、この先も仲間がいる限りこの行事を続けていこうと双葉親交会の皆さんは、結束を強めています。
                                  

令和6(2024)年10月掲載
参考文献
秋田市上新城地区振興会/編 『伝え語り:上新城之物語』

【関連リンク】産地直送ブログ



こちらの記事もおすすめです

上新城音頭

 「上新城音頭」の唄は、昭和38(1963)年に生まれました。くしくも東京オリンピックの「東京五輪音頭」が日本中で歌われていた時期です。翌39(1964)年に振り付けが完成し、小学校の運動会や体育会で地域の婦人会の皆さんや生徒の父...

地域活動

地域団体

伝統継承

新城地域の窯跡

 「秋田城」は、奈良時代に造られた日本最北の古代城柵で、当時の律令国家が東北地方各地に支配拠点として置いた大規模な地方官庁だったと言われています。秋田城出土木簡(※)からは、上野国(こずけのくに)からの進上木簡が多く見ら...

歴史

地域の歴史

史跡

「花工房Field Canvas(フィールドキャンバス)」

 「花工房Field Canvas」(以下:花工房)は、自家栽培の花材を使用したクラフト制作やワークショップ、お花ままごとの3つを基本に運営している体験型のガーデンです。   運営しているのは、ご実家が花卉栽培を営む石井さん親子です。...

自然・施設

花・樹木

体験施設